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Gitバージョン管理機能の開始方法

Gitはプログラムのソースコードを始めWebコンテンツ、原稿などの管理に広く使われている分散型のバージョン管理システムです。
このGitの各種機能を画面で操作できるGitクライアント機能をテキストエディタに搭載しました。
LiquidLogicにGitアカウントを設定し、GitHubなどのサービスのリモートリポジトリからローカルにクローンを作成します。
テキストファイルを編集してGitの機能をメニューから選択して画面で確認しながら操作できます。
履歴画面やコミット画面からバージョン違いのファイル内容の比較表示も可能です。
リポジトリやファイルの更新状況はバッジで表示され、フェッチ/プル、プッシュ、コミットはもちろん、マージ、ブランチ、リベースなどの機能も搭載しました。
Gitでのテキストファイルの本格的なバージョン管理をこれ1本で実現できます。

※無料版ではクローン作成やローカルの編集のみ対応。
 リモート操作は有料版で可能。

Gitバージョン管理の各機能のページへ

■Gitの追加/編集

先ずGitアカウントを作成します。
ファイラーのトップ画面で「アカウント追加」をタップして「Git」をタップして追加ができます。
追加したアカウントはファイラーのトップ画面の右上の「編集」をタップすれば編集、並び替え、削除ができます。
編集はアカウントをタップ、並び替えは右端の三本線のアイコンをつかんでドラッグ、削除は先頭の赤いマークをタップです。
Gitアカウントを削除すると中のローカルリポジトリも削除されます。

▼Gitの追加/編集
Gitの追加/編集

名前 名前を指定します。
Gitユーザー名 Gitアカウントで利用するユーザー名を指定します。
Gitメールアドレス Gitアカウントで利用するメールアドレスを指定します。
マージ デフォルト設定 マージ時のファストフォワードの設定をします。
プル デフォルト設定 プル時の適用方法とファストフォワードの設定をします。
最後のフォルダー位置を復元 接続時に前回の最後のフォルダーを表示する設定です。
これをONにすると初期フォルダーは無視されます。
初期フォルダー 接続時に表示するフォルダーを指定します。
リポジトリ名から記載してください。
ルートフォルダー Webサーバーの場合はサイトのルートに当たるフォルダーを指定してください。
このアカウントにあるファイルをHTMLプレビューした時にルートパス指定の記述(例:href="/common/style.css")がある場合はここで指定したフォルダーをルートとします。
指定がない場合はアカウントのトップがルートフォルダーになります。
リポジトリ名から記載してください。
プロキシURL プロキシ設定が必要な場合に指定します。

Gitコマンドでは gitの設定は、システム(--system)、ユーザ(--global)、リポジトリ(--local)の3段階で指定する。
システム、ユーザ、リポジトリの順に読み込み、最後に読み込んだ設定が適用される。
LiquidLogicはアカウントの設定をユーザに割り当てている。

Gitユーザ名 git config --global user.name Gitユーザー名 コミットに含めるユーザ名、メールアドレス
Gitメールアドレス git config --global user.email Gitメールアドレス
マージデフォルト設定 git config --global merge.ff 設定値 自動=空欄/常に行う=only/常に行わない=no
プルデフォルト設定 git config --global pull.rebase 設定値 マージ=false/プル=true
 git config --global pull.ff 設定値 自動=空欄/常に行う=only/常に行わない=no

■リポジトリの作成方法

ファイラーでGitアカウントを表示します。
左上の(+)ボタンで新規作成メニューを表示しリポジトリを作成します。
GitHubなどのサービスのURLを指定してリモートのリポジトリのクローンをローカルに作成します。
空のリポジトリを作成することもできます。

▼ファイラー Gitアカウント画面
Gitアカウント画面

▼リポジトリのクローンを作成
リポジトリのクローンを作成

URL名を指定します(https://~ などフルURL)。
フォルダ名を指定します(通常は自動入力されたもの)。
Gitユーザー名、Gitメールアドレスを指定します。
(デフォルトはGitアカウントに設定したものになっています)
マージ デフォルト設定、プル デフォルト設定を指定します。
認証方式を選択します。
GitHubの場合は「GitHub」を選択して「GitHibへサインイン」を実行します。
SSH指定の場合は秘密鍵を選択します。
登録済みの認証情報を使うことも可能です。

Gitコマンドでは git clone URL フォルダー名

※マージ/プルデフォルト設定は「空のリポジトリを作成」参照

▼空のリポジトリを作成
空のリポジトリを作成

リポジトリ名、デフォルトブランチ名を指定します。
Gitユーザー名、Gitメールアドレスを指定します。
(デフォルトはGitアカウントに設定したものになっています)
マージ デフォルト設定、プル デフォルト設定を指定します。

Gitコマンドでは git init --initial-branch=デフォルトブランチ名 リポジトリ名

Gitユーザ名 git config user.name Gitユーザー名
Gitメールアドレス git config user.email Gitメールアドレス
マージデフォルト設定 git config merge.ff 設定値
プルデフォルト設定 git config pull.rebase 設定値
 git config pull.ff 設定値
※マージ/プルデフォルト設定は「Gitの追加/編集」参照

■Gitの操作方法

Gitのリポジトリを長押しして「リポジトリ操作」のメニューを表示してそこから操作します。
なお、リポジトリ内のファイル/フォルダーの長押しで「履歴」「コミット」「変更の取り消し」は可能です。

▼リポジトリ操作のメニュー
Gitメニュー

リポジトリ、ファイル、フォルダーのアイコンには下記のようなバッジで状態が表示されます。
変更有変更有 変更されたリポジトリ、ファイル、フォルダー
追加追加 追加されたファイル、フォルダー
削除削除 削除されたファイル、フォルダー
無視無視 無視されるファイル、フォルダー
管理対象外管理対象外 管理対象外のファイル、フォルダー
コンフリクト中コンフリクト中 コンフリクト中のファイル


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