分かりやすく簡単に。イラストで解説!

第12回 隣地斜線 ~応用編(セットバック緩和)

隣地斜線のセットバック緩和とは

一定高さ(20m or 31m)を超える部分を隣地境界線よりセットバックさせた場合、本来の隣地境界線より外側に、隣地境界線があるものとみなして、斜線制限を適用する緩和措置のこと。

道路斜線のセットバック緩和と同じように隣地斜線にも「セットバック緩和」があるよ。

隣地斜線

基本編で勉強した通り「隣地斜線」はこんな感じで、隣地斜線の勾配も用途地域に合わせて「1:1.25」か「1:2.5」だったよね?

施主

うん、そうだよ。「一定の高さ(20m or 31m)」を超える部分を、隣地境界線から後退(セットバック)したらこんな感じになるよ。

建築士
セットバックを考慮して隣地斜線制限を適用

セットバック距離と同じだけ、本来の隣地境界線より外側に、隣地境界線があるものとみなして、隣地斜線制限を適用するよ。

建築士

隣地境界線ギリギリには建てずに一定の高さより低いところでセットバックする場合も、緩和されるの?

隣地境界線から後退した場合

「一定の高さ(20m or 31m)」以内の部分で、隣地境界線から後退(セットバック)しても、セットバック緩和は適用されないよ。

建築士


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