動きやすいキッチンを考える

キッチンの様々な作業を行うために必要なスペースは、使う人の体格や人数によって異なります。

キッチンの通路幅

一人で調理する場合でも900mm程度の通路幅を確保し、複数の人で調理する場合は1,050mmないし1,200mm程度の通路幅は必要とします。



シンクやコンロの脇の幅

調理台の高さは、立位で腕を垂らしL型に突き出した状態で、肘と調理台の空きが150~180mmが使い易いでしょう。
車椅子による調理では、調理台の高さを800mmより低めに設定し、シンクの深さも一般のものより50mm程度浅い物にします。
シンクやコンロの脇に150mm以上の作業スペースがあると使い易いです。




標準的な収納の高さ

収納は使用頻度が高いものほど立位の状態で手が届く範囲にあることが望ましいです。
天井近くにある吊り戸棚は手が届かないため、日常の用途には適さず、使用頻度が低く軽いものを収納します。

標準的な収納の高さ