河村容治のインテリアコラム 今から学ぶ、インテリアコーディネート・トレーニング

第21回 スタイル別照明器具の組み合わせ(1)

照明も統一したイメージスタイルを形づくる重要な要素です。各スタイルの特徴を踏まえて選択しましょう。

キュート

  • 淡いピンクをベースにメルヘンチックな白い家具でコーディネートされた部屋に合わせて、ピンクと白を使った器具を配置しています。可愛らしい空間に合わせて、柔らかな光が広がるプリーツ素材のファブリックの照明を選んでいます。
  • キュートスタイルの照明

ナチュラル

  • 自然素材を使ったインテリアに合わせ、木目や生成を使用した照明を選びました。シンプルな家具に合わせて、曲線のきれいな器具を配置し、壁際に置いたスタンドが、壁の陰影を引き立たせます。
  • ナチュラルスタイルの照明

エレガント

  • 繊細なフォルムの家具や淡く品のある色使いの部屋に合わせ、デザイン性のあるガラス素材のシャンデリアを配置しています。スタンドもプリーツや曲線を使った優美なデザインを選んでいます。
  • エレガントスタイルの照明

カジュアル

  • ビビットな色を使ったポップで楽しい雰囲気の部屋に合わせ、照明もカラフルな色使いの物を選んでいます。単体でも様になるような器具をオブジェ感覚で配置しています。
  • カジュアルスタイルの照明

  • 漆喰の壁に合うよう、和の素材である和紙を用いたやわらかく落ち着いた雰囲気の器具をセレクトしています。天井には壁の格子にあわせ、茶のラインの入ったシーリングを配置しています。
  • 和スタイルの照明

作者プロフィール

河村容治(かわむらようじ)

元東京都市大学 都市生活学部教授 博士(美術)、一級建築士、日本インテリア学会理事 CAD/CGによるインテリアデザイン教育に力を注ぐ

主な著書

「インテリアデザイナーNeoによる 一歩先行くインテリアプレゼンテーションテクニック」(共著・メガソフト)/「3DマイホームデザイナーPROで学ぶインテリアコーディネートトレーニングブック」(BNN)/「3Dインテリアデザイナーによるインテリアコーディネート入門」(技術評論社)など多数

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