【新着パーツ使ってみた-49／窓】ドラマチックなフレンチドア！映画のように飛び出していけそうなシーンが作れます。

2025.11.06

メガソフト・データセンターでは毎週3Dパーツを公開しています。

今回は窓のパーツが追加されました。

建築物に窓、普段はさほど気にしないでその存在を当たり前に認識していますが、設計者は窓こそ建物の顔として、とても重要視しています。

今回追加されたのは両開きの窓です。日本では引き違い窓や、最近では押し出し窓などが主流です。

両開きの窓は海外仕様の建物、輸入住宅では「フレンチドア」の名称でよく採用されていますが、一般住宅ではあまり見かける機会は少ないのではないでしょうか。

中央の扉が新着パーツの掃き出し両開き窓（両開窓AE015）です。

両開きの窓は開放時にめいっぱいの開口を取ることができ、とってもドラマチックに見えませんか？

この窓を開けたシーンを作るには、データ作成時にパーツを選択し3Dモデルウィンドウから「アクション」スライドバーを任意の位置で設定します。

今回この両開きの窓を使うにあたって想定した空間は、スタジオに使える一棟貸のレンタルハウス。

写真スタジオや、動画の撮影、ダンスレッスンやパーティーができる戸建ての建物です。

両開きの窓はデザイン性、開放感に優れており、非日常のシーンを作りたいときにはぴったりです。

ただし！この両開き窓を何気なく採用するのはもったいないんです。

ここを押さえておくと高ポイントという箇所がありますよ。

それはこの特徴的な窓の動き。

外壁に面していながらドアの軌跡をたどるので、開放時に雨が降りこまないように庇をつけてみてはいかがでしょうか。

または、外壁を窪ませたり、テラスのように窓がお天気に左右されないような部分を作ること。庇の高さも重要です。

全開したときに窓の先が干渉しないように調整してくださいね。

インナーテラスのように深く軒を出しました。

このような設計なら窓を開けたときの使い方がリアルに伝わります。

いろんなサイズの両開き窓が追加されましたのでぜひ使ってみてくださいね。

パースと文：三浦律子　DESIGN ROOM主宰／インテリアコーディネーター（ICA関西所属）
注文住宅の設計や分譲マンションの設計変更などに従事し、現在は大阪でフリーランスのインテリアデザイン・コーディネート業務をしています。歴史ある建築物や美術品を見ることが好きです。 https://www.instagram.com/design_room_planetary_life/

※新着パーツ（テクスチャ）はテクスチャパレットの一番下で見つけやすくできます。「名前順」や「サイズ順」になっていれば「新着順」に、さらに「クラウド素材」にチェックを入れてご確認ください。

※データセンターについて

メガソフトの3Dデザイナーシリーズに収録されている住宅素材データを含む、59,000点以上のデータ（3Dオブジェクト）を提供しているインターネット上のダウンロードサービスです。