物流倉庫レイアウトをご提案する際、2D図面ではユーザーに伝わらないと感じた

株式会社マテハン三重
代表取締役 小川直樹 氏
株式会社マテハン三重は、長年にわたり携わってきたラックやシートの知識を活かし、倉庫内のレイアウトから、テント倉庫建設まで幅広く対応するマテハン業者です。
導入理由
- 倉庫提案にいち早く3DCGを取り入れて、他社より優位に立つ
- 商品を納めた事例写真は他社に見せられないが、3DCGなら見せられる
- マテハン機器のパーツ(3D素材)があらかじめ収録されていた
貴社の業務内容についてお聞かせください。
- 小川
主には倉庫内のレイアウト提案をしています。
保管空間があり、品物がある状態で、ラックをどう組んでどんなふうに収納するのがよいかを提案します。
また、テントの提案も行います。敷地面積と建ぺい率、作業内容を加味してテントそのものとテント内のレイアウトを検討し、お客様に提案します。

株式会社マテハン三重のカタログより
物流倉庫3Dで作成した物流倉庫のレイアウトCGはカタログや自社サイトにも掲載・活用している。
物流倉庫3Dを使ってどのように提案されていますか?
- 小川
ご相談をいただいたら物流倉庫3Dで2、3案作って、それぞれに図面やイメージパース、動画を作成し、打ち合わせ前にお客様にお送りしておきます。
お客様には、お送りした資料を見て検討しておいていただき、テレビ会議や電話でそれらを元に何度かやり取りをしたのち、最後に直接会ってお話をさせていただき、契約するという手順です。
先日もある企業の専務様にご相談いただき、打ち合せ前にパースや動画を送って検討してもらいました。 従業員のみなさんにもデータを見てもらったら「どんな風になるのかをイメージできる」と好評だったそうです。さらに従業員から意見がたくさん出てきたとおっしゃっていました。
倉庫を実際に使う従業員が意見を言えて、それを取り入れられるのはとても良いことだと思いました。
物流倉庫3Dで作成した物流倉庫の動画
3D導入のきっかけと、物流倉庫3Dを選んでいただいた理由をお聞かせください。
- 小川
以前は2DのCADを使っていたのですが、図面だけではこちらの意図がユーザーに伝わらないので、3Dならと検討を始めました。また、実際の事例写真があると伝わりやすいのですが、商品が入ってしまった倉庫の写真を他社に見せることはできません。でも、3DCGなら使えます。
また、特に今は新型コロナの影響で遠方まで説明に行ったり、繰り返し打ち合わせしたりが難しいというのもあります。そこで図面、パース、動画が作れる3Dソフトを探し始めました。
候補は3製品くらいあり、取り寄せて試してみました。 その中から物流倉庫3Dを選んだのは、ラックなどのマテハン機器のパーツがたくさん収録されていて、すぐにレイアウトを作り始められたからです。
操作もそれほど難しくないし、2Dの図面も描けるし、動画も作成できる点も希望どおりでした。

マテハン三重が作成した物流倉庫レイアウト用オリジナルパーツ
製品同梱の素材とオリジナル素材を組み合わせてプランを作成している。
今後、どのように活用されますか?
- 小川
まずは、製品に慣れるのが一番です。
社内では私ともう一人が操作をすると思いますが、慣れるまでは毎日必ず立ち上げて、案件の大小に関係なく物流倉庫3Dでプランを描こうと思っています。 そうやって作っておけば、受注に至らなくても、また別の機会に使えることがあるだろうと思います。
また、取り扱うマテハン機器が全てそろっているわけではないので、これから練習も兼ねて作っていきます。今はまだ、倉庫やテントの提案に3Dを使っているところは少ないので、3Dで提案するだけで優位に立てると考えています。物流倉庫3Dで作ったパーツやプランデータを自社サイトやチラシに掲載して活用して、差別化を図っていきたいと思います。

物流倉庫レイアウトプラン作成。まずは慣れることが大切!
物流倉庫3Dが貴社の営業活動のツールとしてお役に立てることをうれしく思います。
今日は、貴重なお話をありがとうございました。