3Dマイホームデザイナーを使った建築学科1年生の授業風景簡単に3Dでイメージしやすいソフトなので、学生のうけが非常によいです。当校では建築のことがまったくわからない1年生の導入部分に、まず1ヶ月ソフトを使って建築の楽しさを教えます。

建築の導入部分を勉強した新入生は次に専門的な知識授業を学び、実際に社会に出た場面を想定した間取りやパースイメージの作成、プレゼン資料の作成などを学びます。また、デジタルな授業と並行して手書きのデッサンも学びます。

学生たちの声

  • 立体化によって木造の部位などが理解できた
  • 他の課題にも使用できる
  • パソコンを自分の道具として使用できる自信ができた
  • 親に自慢できた
  • 家が工務店で両親に課題を見せたら大変喜んでくれた

本校は2年課程、2000時間以上の授業を実施しています。今回は今年度入学した建築CGデザイン学科1年生の3DマイホームPRO5を使用した課題を紹介します。

授業の展開

  • 営業からあがってきた手書き図面と想定
  • 図面を元に3Dマイホームデザイナーで入力する
  • レンダリングをおこなってプレゼン資料のパース作成をする
  • プレゼンボードを作成する

ただ単にソフトで間取りを作成することではなく、その都度その都度シチュエーションを設定して授業を展開していくため、学生は非常に集中して作業に取り組みます。

3Dマイホームデザイナーを使った建築学科1年生の授業風景手書きの図面を元に、間取りから入力し立体化後に外観を仕上げていきます。
学生は真剣にパソコンに向かって入力を進めていきます。不明な点がある学生は先生や隣の席の学生に聞いて進めています。


建築CGデザイン学科1年生の課題

  • 課題作成期間 6月19日〜7月14日 週2コマ(3時間)で延べ15時間
  • 学生数 53名
  • 入学して2ヶ月で、木造の計画、構造の座学がほぼ終了したので、2世帯住宅の設計を実施
  • 間取り作成完成後、モデリング、レンダリングの知識修得を兼ねて作成、プレゼンボードにまとめて発表する。
  • 本校はCGデザイン学科のみ入学時ノートパソコンを購入させています。
  • 購入ソフトは、Autocad2008、Shade10BASIC、Oiffice、3DマイホームデザイナーPRO5いずれも学生版です


コンテストへの参加

専門学校では2年という短期間で多くの事を学び身につけますが、その中で一つのツールとして3Dマイホームデザイナーを使えるようになればよいと考えています。より多くのツールを自分たちの引き出しに入れておくことが、社会に出た時に有利なるので、使えるツールとして3Dマイホームデザイナーを卒業後前に購入して使用する学生が多数います。

課題を与えると、自分たちでカタログを集めてきたり色々な情報を集めたりして自己学習の促進につながります。また、努力しただけ達成感も得ることができて自信にもつながります。

受賞後は、受賞した作品とそうでない作品の差を聞いてきます。
どう違ったのか、何が評価されたのか、を分析することも勉強になるし、向上心も芽生え、いろんな意味で意欲にもつながっているようです。教える側も、「去年のコンテストはこうだったから、おまえらもがんばれよ!」と大変授業がしやすくなります。

3Dマイホームデザイナーコンテスト応募作品

3Dマイホームデザイナーコンテスト応募作品


※本レポート内のすべての情報は取材当時(2008年9月)のものです。