特定のファイルのレンダリングに時間がかかる場合の対処法

■詳細

Optimageでレンダリングする際、作成したファイルによっては時間がかかることがあります。
その場合、作成したファイルに対して次の設定をおこなうことでレンダリング時間を短縮することができます。

■対処法

【光源をできるだけ少なくする】

Optimageでレンダリングする際、点灯している光源をすべて計算します。
そのため、レンダリングするパースにほとんど影響がない部分の光源も計算するため、パースに影響しない光源が点灯していると、その分、レンダリング時間も長くなります。
パースに影響しない光源をできるだけオフにします。

光源の点灯の切り替えは、ナビの［イメージ仕上げ］−［光源設定］からおこないます。
表示された［光源設定］の光源一覧からパースに影響しない光源をオフにしてください。

【透明および反射するパーツを重ねない】 　　

ガラスのような透明かつ光を反射するパーツを複数重ねると、透過と反射を繰り返し計算するため、レンダリング結果のパースにあまり変化がなくても、レンダリング時間に差が生じます。
パースに影響しない部分にそのようなパーツが配置されている場合は、一時的にパーツを削除するなどしてください。

次のパース図はガラスパーツが重なっている状態でレンダリングした場合と、ガラスパーツが重なっていない状態でレンダリングした場合でレンダリング時間の比較です。
レンダリング結果にほとんど違いは見られませんが、レンダリング時間はかなり違いがあります。
※時間は、当社で測定したレンダリング平均時間

■使用したファイルの内容

• 店舗を想定しております。
• 店内のショーケースと厨房の開口部、厨房のパーツにガラスパーツがあります。

■レンダリングの設定

• 用紙サイズ：A4横
• 解像度：標準
• 余白：上下左右20mm

	■ガラスが重なっている場合 レンダリング平均時間：約14分20秒   外壁のガラスとショーケースのガラスの2枚が重なっている状態です。 外壁のガラスと厨房開口部のガラス、厨房のパーツのガラスの3枚が重なっている状態です。
	■ガラスが重なっていない場合 レンダリング平均時間：約7分10秒   ショーケースのガラスと、厨房開口部のガラス、厨房のパーツのガラスを削除した状態でレンダリングしています。