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置換・変換編 #5 検索・置換の達人になろう−正規表現
正規表現について

置換・変換編#3で紹介したように、正規表現検索は、専用の記号(メタ文字)を使って文字列を指定することができる検索方法です。

では、実際にどんな文字列を検索できるのでしょうか?いくつか例を挙げてみましょう。
※赤枠内は検索文字列で指定した記号の意味です。

例1) 「松本」「松元」「まつもと」のいずれかを検索する
検索文字列入力(例1)
| : ” | ”で区切られた文字列のいずれか
例2) 「MIFES Ver.7.0」という文字列のある”行”を検索する
検索文字列入力(例2)
^ : 行の先頭
.* : 任意の文字列(0文字も含む)
\s : 半角スペース
$ : 行の最後
例3) 全角英文字列を検索する
検索文字列入力(例3)
[ ] : [ と ] の間にある文字のいずれか
- : ”A-Z”で”AからZまで”を表す
+ : 直前のパターンの繰り返し
例4) 座標データを次のように加工する(【置換】)
加工例
検索文字列入力(例4)
・旧文字列の{ }で囲った文字列を、新文字列で先頭から順に”\1”のように”\”と数字で表現することができます。

・”/”はメタ文字なので、文字として指定したいときは”\/”で表現します。


固定長のファイルは桁数が決まっているので、【置換】機能でデータフォーマットの変換ができます。
ただし、旧・新文字列欄の文字数制限は最大252バイトまでなので、1レコードのデータが長い場合など、メタ文字の表現方法によっては変換できないことがあります。

ここで紹介したのはほんの一部ですが、ヘルプにはメタ文字の一覧と、検索実例集や置換実例集があります。(正規表現以外の検索方法の例も記載してあります。)

これらを参考に、真似するところからはじめると比較的覚えやすいようです。

ヘルプ画面
▲[ヘルプ]画面
メタ文字簡単入力法

前述の例で示したように、行の先頭を表す「^」や行末を表す「$」などのことを「メタ文字」といいます。
メタ文字は正規表現だけで使用するものではなく、通常検索やあいまい検索でも改行文字を「\n」で表すなど、検索・置換機能すべてで使用します。

とはいえ、たくさんあるメタ文字を覚えて(調べて)キー入力するのは大変です。そんな場合のために【検索】や【置換】関連のダイアログボックスには[入力支援]ボタンがあります。このボタンから表示されるメニューや「正規表現入力支援」ダイアログボックスで正規表現のメタ文字を簡単に入力することができます。


正規表現の入力支援ダイアログボックス
▲指定したい内容を選択して[挿入]ボタンを押すと、対応するメタ文字を表示
正規表現は、検索・置換以外にも【キーワードの追加・変更】機能のキーワード2〜4でも利用できます。
【キーワードの追加・変更】機能のダイアログボックスにも[入力支援]ボタンがあり、「正規表現入力支援」ダイアログボックスで入力ができます。

正規表現を使うことにより今まで手作業で行っていた編集作業が、一括でもれなく正確にできてしまうかもしれません。ぜひご利用ください。

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