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置換・変換編 #2 複数の語を一括置換
20組まで一度に置換

MIFESの豊富な検索・置換機能の中に、【複数置換】という機能があります。
この機能は、複数(最大20組)の文字列置換を一度に行うことができる、MIFES自慢の機能のひとつです。

この機能を使うと、たとえば「数字だけ半角→全角変換」なども行うことができます。
(【文書整形】には数字だけを半角→全角変換する機能はありません。)

右図のように1〜9と0の10組の旧/新文字列を指定して実行すると一度の操作で変換することができ、また、実行すると履歴に残るので、修正後にもう一度同じ変換をしたいときなど繰り返し実行することができます。

【複数置換】した結果は、1回の実行で指定した旧/新文字列最大20組を1つの置換テーブルとし、最大20テーブルまで履歴に残ります。
旧/新文字列の指定方法や検索方法などは、他の検索・置換機能と同じです。

▼数字の半角→全角変換
複数置換の条件指定画面

複数の置換を一度に行う機能には、もうひとつ【グローバル複数置換】という機能があります。

この機能は、開いていないファイルなど複数のファイルに対して複数置換を行うことができます。

【複数置換】と【グローバル複数置換】は同じ置換テーブルを使用します。

▼グローバル複数置換
グローバル複数置換の条件指定画面
※置換テーブルの履歴について

置換テーブルはカスタマイズファイル(▼)に記録されています。

カスタマイズファイル

複数置換用の置換テーブルのキーワードは、REPBATCH1〜REPBATCH20 の20個用意されており、それぞれに旧/新文字列の組を20組まで記録することができます。

※詳しい書式はヘルプを参照してください。

1つのカスタマイズファイル内には20テーブルまでしか記録できませんが、複数置換用のカスタマイズファイルに書き出し/読み込むことで、20組以上の履歴を残すことができます。

複数置換履歴のカスタマイズファイルへの書き出し/読み込みは、ダイアログボックス内の[履歴の入れ替え]ボタンをクリックして行えます。

このボタンをクリックすると、複数置換履歴だけが読み書きできる[カスタマイズファイルの読み書き]ダイアログボックスが表示されます。

カスタマイズファイルの読み書き画面
ファイルを使って100組まで一括変換!

さらにMIFESには、100組までの置換を一度に行うことができる【置換定義ファイルによる置換】機能があります。この機能は【文書整形】の機能のひとつで、「文書整形ダイアログボックス」から実行できます。

「全角英文字→半角英文字に変換する」ための置換定義ファイル

置換定義ファイル

サンプルダウンロード
(zenE2hanE.TXT)

※ダウンロードしたファイルはテキストモード(オープンモード)で開いてください。

たとえば、全角英文字を半角英文字に変換するには、英文字は26文字なので大文字・小文字合わせて52組の置換を行う必要があります。

【置換定義ファイルによる置換】を行うには、まず置換定義ファイルをカレントウインドウにしてファイルの先頭にカーソルを移動した後、置換を行いたい対象のファイルをカレントウインドウにして【ツール】−【文書整形】−【文書整形ダイアログ】から実行します。

【置換定義ファイルによる置換】は、置換定義ファイルのカーソル行から順に1行ずつ順番に【置換】を繰り返します。

※「文書整形ダイアログボックス」で「整形範囲」「変換時の確認操作」も設定できます。

文書整形ダイアログボックス

 

実行の際には、以下のポイントに注意してください。

(1) 置換定義ファイルに記述するコード(「^A」など)は、【編集】-【制御コードの挿入】機能などで、制御コードとして入力すること。
(2) 置換定義ファイルはテキストモードで開くこと。

※制御コードが多いとバイナリファイルと認識する場合があります。

(3) 置換定義ファイルのカーソル位置から1行ずつ順番に【置換】を実行します。カーソルの位置(ファイルの先頭)を確認すること。

※サンプルの置換定義ファイルで、50行目にカーソルを置いて【置換定義ファイルによる置換】を実行すると、全角大文字のX、Y、Zのみ半角大文字に置換します。

(4) 置換定義ファイルは直前のカレントウィンドウ置換対象のファイルはカレントウィンドウであること。

※【ウィンドウ】-【ウィンドウ一覧】のM欄で確認できます。@=カレントウィンドウ/A=直前のカレントウィンドウ


置換定義ファイルは、保存しておくと何度でも同じ置換を実行できます。
置換定義ファイルの詳しい作成方法や実行方法は、「文書整形ダイアログボックス」の「詳細説明」欄や、弊社MIFESサポートページのFAQ-Q8などで確認してください。

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