導入事例


家具素材を多数収録し、手軽に3D化して
イメージ共有できるので、インテリアの授業に最適

千葉県立市川工業高等学校
取材した授業:インテリア科第1学年 工業技術基礎 [単元名] 建築模型について学ぼう

千葉県立市川工業高等学校インテリア科第1学年の授業を取材しました

▲千葉県立市川工業高等学校インテリア科第1学年の授業を取材しました。
工業技術基礎 [単元名] 建築模型について学ぼうの授業、この日は模型を作成中・・・

千葉県立市川工業高等学校のインテリア科では、1年生から3年生まで全学年で3DインテリアデザイナーNeoを取り入れた授業をおこなっています。
担当の先生は、以前より
「手軽に内装の配置ができるソフトを使用させたい」
と思っていたところ、同僚の建築科の先生からメガソフトの3Dデザイナーシリーズのことを聞き、インターネットで調べて導入を決められたといいます。

また、導入効果として、
「インテリア科では、部屋の設計・提案を行う授業が数多くありますので、実際の家具のデータがたくさんあるのは、とても助かります。
また、グループで取り組むときに、図面に起こす前にイメージを(3DCGで)共有できるのも利点の1つです。平面図で作成した間取り図を一気に3Dに変換できる手軽さはとても重宝しています。」
とご評価をいただきました。

担当教諭に質問

導入してよかった点は?

・数多くの素材が収録されている
・(生徒間で)空間イメージの共有がしやすい
・手軽な操作感
・生徒の興味・関心の向上
・タブレット・スマートフォンとの連携機能(イエクラウド)が便利


「工業技術基礎」の授業の目当ては、『「ものづくり」を通して知識や技術を習得し、考えを表現していく方法を身に付け、積極的に授業に取り組むこと』とされています。
今回は、同校インテリア科1年生の「ものづくり」に相当する、「住宅模型づくり」の授業を参観させていただきました。
「住宅模型づくり」の授業時間は21時間(3時間×7日)で、その中で3DインテリアデザイナーNeoの使用時間は6時間です。

模型作成までの授業の流れ

取材に伺ったこの日は、まさに模型を作成する授業。
ここに至るまでの授業の流れを伺いました。

step1:ターゲットを設定しプランを検討

①授業の最初に建物の基本的な構造を学習。
②グループに分かれて作成する家のコンセプトを決定。
コンセプトでは、どんな人が住む家なのか、家族構成や好みなどを設定し、それに合わせた家の大きさや、平屋か2階建てかなどを考え決めます。


▲左:建物の基本的な構造を学習/右:コンセプトシート

step2:これってビルダーと施主の打ち合わせ??

ターゲットのイメージや要望を設定したら、3DインテリアデザイナーNeoでプランを検討します。
この様子はまるでビルダーと施主との打ち合わせのようでした。


▲この「打ち合わせ」も含め、一連の作業をしながら、生徒のみなさんは知らず知らずのうちに実際に家を建てる中での作業を体験しているんだなぁと感心しました。

step3:プランを元に図面を作成

プランができたら、家の間取りを図面に落とし込みます。
また、外構、家具、内外装の仕上げ材などをノートにまとめます。家具は模型作成のために絵と寸法をまとめて記載します。


▲左:家の間取り図/右:模型を作成する家具の一覧
家具の寸法は3DインテリアデザイナーNeoの家具サイズを参考にしているとのこと。ここでも3DインテリアデザイナーNeoをご活用いただいていました。

step4:イメージした家を建てるように模型を作成します

プランが出来上がったらいよいよ模型の作成です。
家の躯体を作成する人、外構を作成する人、配置する予定の家具を一つずつ作成する人、内装や外装の仕上げ材を作成する人。それぞれ担当を決めて模型を仕上げていきます。


▲洗濯物干しやエアコンの室外機など、3DインテリアデザイナーNeoで作成したとおりに作られていて感動しました。

生徒のみなさんに質問

3DインテリアデザイナーNeoを使ってみていかがでしたか?

「プランニングした間取りの寸法を確認することができたので、その次のステップに移りやすかった。」

「建具を自分の設定したいサイズに変更できて便利だった。」

「班の中で、プランの検討と共有に多いに役立った。」

「本物の家具があるので寸法を確認しやすいし、インテリアもプランしやすかった。」

「3Dで家を見るときに視点の調整は少し難しかった。」


2年生と3年生の活用事例

第2学年では、単元名:個人製作(CAD実習)で、12時間(2時間/週×6)3DインテリアデザイナーNeoを使っています。
各自でターゲットを考え、戸建て住宅を設計して下記のようなプレゼンシートを作成。
最後にプレゼンテーションを行います。

▼タイトル:二世帯で住む、家族が集まれる家(2021年度生徒作品)

また、第3学年では、単元名:課題研究(実習コースの中でグループを作り取り組む)で、7時間、3DインテリアデザイナーNeoを使っています。
グループでテーマを設定し、資料収集、設計、制作、改良を行い、下記のようなプレゼンシートを作成。
最後にプレゼンテーションを行います。

▼タイトル:市工 RENOVASION(2021年度生徒作品)


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