オフィス製作会議

レイアウト(部屋割り)決定

東京

■レイアウトとパーティション

2017年11月。無事、北の丸グラスゲートビルの賃貸契約を締結し(まずはひと安心)、まず取り掛かったのがオフィスの間取り=レイアウトです。

C工事を委託することになったS社に最初にお願いしたのは大まかなレイアウトプランの作成でした。
ミーティングを重ね、私たちの要望を盛り込んだプランを出していただくまでの間、S社から私たちに、実際に使用するパーティション素材(間仕切りの部材)を早々に決定するという宿題が出されました。
”早々に”の理由は、パーティション工事がC工事の中で最初の工程であること、職人手配にも少し時間が必要なので早い方がよい、ということでした。


▲パーティションの設置イメージ(3Dオフィスデザイナーで描画)

そこで、私(総務D)と総務Rの二人でパーティションメーカーのショールームに見学に行き、間仕切り(パーティション)の情報収集と概算見積もりを進めました。
採用した間仕切り(パーティション)については、完成したオフィスの記事で別途ご紹介することにして、ここではあきらめたものを2つご紹介します。

あきらめたものその① 可動式パーティション
当初、新オフィスには打合せスペースを3つ、具体的にはVR室、セミナー室と、もう1室確保したいと考えていました。 その要望に対してS社からは、3つめの打合せルームをVRルームを可動式パーティションで仕切るという提案をしてもらったため、パーティションメーカーのショールームで可動式パーティションもチェックしました。
色々なデザインがあり、簡単に仕切れる点は申し分なかったのですが、費用面と遮音性能的に、私達の希望には沿わなかったため見送りとなりました。

あきらめたものその② VRルーム横の倉庫
その点について、少し詳しくご紹介しようと思います。

■VRルームと倉庫の関係

VRルームは、メガソフトVRソリューション3Dデザイナーシリーズをはじめとする弊社製品のデモンストレーションや、商談を行うための部屋で、新オフィスの目玉ともなる新設スペースです。
一方倉庫は、私たち総務が、セミナー用ノートPC(東京で20台所有)、製品カタログ、展示会で使用する備品(パネル、看板など)やメガソフトVRソリューションのデモ機を補完・管理し、必要に応じて発送作業を行う場所です。
特に、頻繁に発送作業をしているメガソフトVRソリューションのデモセットは重くて大きな部材なので、「VRルーム横に倉庫」は私たちからS社に伝えた要望のひとつでした。S社からはその要望を受けて2つのプランを提示していただきました。


▲S社から提案されたVRルーム周辺の間取りプラン
「会議室A」がVRルーム。どちらも隣に倉庫を設定していただいています。

しかしVRルームには、今後のビジネス戦略のためにも4m×4mの広さが必要で、その広さを確保するとVRルーム横に倉庫は作れないことがわかりました。
私たちの作業効率も大切ですが、ビジネスに直結する項目は優先させるべきと判断し、残念ながら「VRルーム横に倉庫」の実現はあきらめることにしました。

さて、VRルーム横に設置がかなわなかった倉庫ですが、収納についての考えを大きく転換し、VRデモセットはVRルームに、セミナー用のPCはセミナールームにそれぞれ必要とする各部屋の中に収納スペースを設置してそこに収納する、というルールにしました。
また、移転を機に不要なものを大量に廃棄することなどで対処し、結果として、発送準備などを行う倉庫兼作業場は執務スペース内に、S社に提案いただいたプランとほぼ同じ広さで設置、扉を作らずオープンスペースにしました。
場所は当初の希望通りにはならなかったけれど、ここを使う私たちなりに工夫して使い勝手の良い倉庫&作業場ができたと自負しております。


▲執務スペース横に設置した倉庫スペース。
作業台に突っ張りネット(オフィス用ではなく一般家庭用)を設置して、散らかりがちだったこまごました部材や備品を手が届く範囲に収納。“見える化”で在庫切れもなくなり快適です。(ご参考まで)

そうして決定したオフィスのレイアウトがこちら。

各部屋割が決まったところで、代表・井町から衝撃の一言が。

「エントランス周りのデザインは、コンペにしよう」

次回は、デザインコンペの様子などをご紹介します。

2018年7月24日公開
次は「デザインコンペ」>

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