ミュージックCDデザイナー ユーザーズ倶楽部
   
 

   「ノイズ除去」の作業        

  昔に録音したカセットテープや古いアナログレコードを取り込んだとき、つきものなのがノイズです。かつては当たり前のものでしたが、CDやMDのクリアな音に慣れた耳で聴くと気になってしまいます。
  このような場合は、「ノイズ除去」コマンドを使います。

  ノイズ除去の作業は、以下のようにして行ないます。

  仮想CDデッキのトラックリストで、ノイズ除去を行ないたいトラックを選択します。  

 



  編集パネルから「ノイズ除去」を選択します。すると[ノイズ除去]ダイアログボックスが表示されるので、「ヒスノイズ」「ハムノイズ」のスライダーで除去する強さを設定して[処理実行]ボタンをクリックします。

  「ヒスノイズ」は、カセットテープの無音部分で目立つ「シャー」という高い音のノイズです。
  「ハムノイズ」は、電波障害などによって発生する「ブーン」という低いうなるようなノイズです。

 

 

 「ノイズ除去」コマンドは、試聴する場所を選んで10秒間の試聴が行なえます。通常は何も設定せず曲の冒頭の10秒間の試聴でかまいませんが、特にノイズが気になる部分がある場合はスライダーでその箇所に試聴開始位置を移動させて繰り返し確認することができます。
  また、コマンドの実行は複数のトラックを選択しても行なえますが、その場合は最初のトラックだけを試聴することができます。各トラックそれぞれを試聴したい場合は、1つずつトラックを選択しましょう。


   音の印象が変わるのを防ぐ        


 「ヒスノイズ」「ハムノイズ」の除去の強さを設定するスライダーは、初期設定では中央の位置にありますが、どれだけスライダーを動かせばいいかはノイズの度合いによってケースバイケースです。
  あまりスライダーを「強く」に設定しすぎると音の印象が変わってしまうため、「弱く」のほうから少しずつスライダーを動かしては試聴を繰り返し、ノイズが目立たなくなるギリギリでノイズ除去を行なうようにしましょう。

  また「ノイズ除去」コマンドは、曲中のノイズが目立つ部分のみ処理を行なうことも可能です。この場合は、ダイアログボックスにある「ノイズが目立ちやすい部分のみ除去して高速化する」のオプションをチェックしてコマンドを実行します。
  このオプションは、音のレベルが低く相対的にノイズが目立つ部分だけ処理を行なうためノイズ処理が高速になるだけでなく、ノイズが目立たない部分では音の印象が変わるのを防ぐことができます。そこで、一般的な場合は常にこのオプションをチェックした状態で使用するほうがよいでしょう。

  ミュージックCDデザイナー3の「ノイズ除去」コマンドは、カセットテープやアナログレコードをソースにしたトラックに対して大きな効果がありますが、音楽CDなどデジタル音源をソースにしたトラックでは小さな音を消してしまうことがあります。連続的なノイズが目立たないトラックには使用しないようにしましょう。

  このコマンドを使いこなせれば、アナログ音源のノイズも心配なし。昔に録りためたカセットテープなどを、音楽CDにして楽しみましょう。

<木村公彦>

 
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