ArchiXはアクチュアル株式会社が開発し、メガソフト株式会社が販売しています。
導入事例
空間のイメージの伝わりにくさを解消できる!
「ArchiX」で案件獲得率の大幅向上を見込む
スタイルクリエイション様
業種:
オフィス/店舗/施設/住宅の空間デザイン・インテリアコーディネート
ArchiX 導入による課題解決と成果
ArchiX導入前の課題
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フォトリアルな高精度パースの追求
レンダリングの待ち時間が長いことが長年の悩みの種だった -
クライアントとの認識ギャップ
双方の「いい感じ」を具体化・共有することが難しかった -
制作時間の不足とクオリティの限界
度重なる試行錯誤と時間の制約により、品質を妥協せざるを得なかった -
汎用AIの精度不足
細部の調整と部分修正ができず、実務レベルに達していなかった
ArchiX導入後の成果
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圧倒的な時短による案件対応力の強化
フォトリアルなパースの複数提案で即決を促し、対応案件数と売上の拡大を実現 -
正確なイメージ共有で信頼構築
照明や素材のリアルな再現により、認識の齟齬を解消 -
案件獲得率の大幅な向上
受注前に期待値を高め、説得力ある提案が可能に -
AI技術による圧倒的な差別化
建築特化の精度で、同業者も驚く高品質なパースを内製化
空間のイメージの伝わりにくさを解消できる!
「ArchiX」で案件獲得率の大幅向上を見込む
オフィスや店舗、クリニックなど商業空間のインテリアコーディネートを手がけるスタイルクリエイション様は、住宅・商業施設をはじめ、さまざまなジャンルの空間デザインを提案しています。
施主様に対して提案を行う中で、長年の課題となっていたのがリアリティの追求です。パース作成におけるレンダリングの待ち時間が悩みの種になっていました。そこで建築特化型AIレンダリングツール「ArchiX」を導入したところ、従来では考えられない高速でパースが生成できるようになった他、プレゼンの質が大幅に向上したと言います。その導入成果と、活用のコツについて代表の那須氏にお話しをお聞きしました。
完成イメージを正しく伝えるためにパースの役割は重要
――まずスタイルクリエイション様の業務内容を教えてください。
スタイルクリエイション
代表 那須 博深 様
私はインテリアコーディネーターとして、オフィス・店舗・クリニックなどの内装デザイン提案を中心に活動しています。施工や工事は行わず、「どんな空間にするか」をデザインし、お客様に伝えることが本業です。そのため提案においては、いかにイメージを正確、かつ魅力的に伝えられるかが勝負と言っても過言ではありません。
店舗や住宅などの内装、インテリアというのはお客様にとっては失敗ややり直しのできない一大事であり、金銭的にも大きな投資となりますので、最終的な完成図に期待を持っていただくことが重要なのは当然です。納得していただくために、パースが果たす役割はとても大きいものがあります。
――那須さんのようなお仕事と設計士とでは、レイアウト作成ソフトに求めるものも異なりますね。
一言で言えば、設計士にとっての生命線は、寸法や構造の正確さですね。私たちインテリアコーディネーターが最もこだわるのは「お客様がその空間に身を置きたい」または「自身が居る時にワクワクできるか」だと考えています。個人的には、照明計画の表現に力を入れてきました。間接照明や電球色の雰囲気を絵で伝えることが、どれほど難しいか。長年、そこと格闘してきた自負はあります。
常に言葉での補足が必要なジレンマがあった
――これまで提案業務においては、どのような課題がありましたか。
前提として、最終的な判断をするのは、オフィスなら会社のトップ、クリニックなら院長などと、いずれも建築とは無縁である場合がほとんどです。図面を見慣れた現場監督なら、図面を通じて会話ができますが、そうではありません。経営者の方ほど「いい感じ」にしてほしいなどと、おっしゃいます。そうしたリクエストは珍しくありませんが、お客様の「いい感じ」と私が思い描く「いい感じ」の間にはギャップが生じやすくなります。このギャップへの対処は、ずっと課題でした。
そこで、ビジュアルで伝える精度が重要になるのですが、先述の照明表現を例にとると、たとえば、ある部屋で電球色の照明を採用する予定だったとします。実際の空間を見れば、白い壁にオレンジの光が当たることで温かな雰囲気を演出しているのだと説明する必要はありません。しかしパースで同じように表現すると「この壁はオレンジ色なんですか」とお客様から聞かれてしまうことが起こるのです。照明の色なのか、壁の色か、平面の情報からは区別できません。だから以前は、平面図は昼白色で表現しつつ、過去の施工例の写真を見せながら「実際にはこんな雰囲気になります」と伝えていました。間接照明の表現はさらに難しく、雰囲気をリアルに表現しようと強調すると、大げさでリアルさが失われます。こうした加減の具合を長年手作業で探り続けていたんです。
――修正にこだわれば制作時間も余計にかかるのではないでしょうか。
当然ながら、パース制作に膨大な時間がかかることは、最大の悩みでした。3Dアーキデザイナーでレンダリングを行う際、照明の角度や光量、色温度を一つひとつ設定して、出てきた結果が違えば、パラメータを変えてやり直しです。大型空間だと1回のレンダリングに3時間以上かかったこともあります。
退勤する直前にレンダリングの処理を依頼し、翌朝の出勤時に確認するという仕事の流れは、当たり前に行われてきたことでもあります。ただ、時間のかかる修正を繰り返すうちに心の奥底には「これ以上修正したくない」という気持ちがこみ上げるのは否定できません。また新たに数時間がかかると考えると、品質的に妥協せざるを得なくなるのです。その結果、自分が自信を持ってプレゼンできるレベルまで、クオリティを上げきれないジレンマがありました。
ここまで努力を重ねても、完成後に「こういうイメージだったんですね」と言われることがあります。ご夫婦の打ち合わせでも、それぞれが思い描いていた空間のイメージが、かなり違っていたと後から分かることもありました。空間のイメージを共有するのは、一緒に暮らしている夫婦でも難しいのが現実なんです。
建築特化型AIだからできる生成レベルの高さ
――そんな現状を変えるために取り組んだことを教えてください。
まずは既存の生成AIで試行錯誤しました。照明の表現方法を改善するため、ChatGPTやGeminiなど主流となっているLLM(大規模言語モデル)を使った画像生成を試したんです。使ってみると確かに面白いものが出てくるし、スピードも素早いと感じました。しかし、細部をチェックすると、私の意図した通りにならないことがほとんどでした。これらの生成AIツールは建築に特化したものではなかったので、これが限界なのだろうと感じていました。特に出力画像の部分的な修正ができない点は致命的でした。「この照明器具だけを変えて」と指示しても、意図していない部分まで変わってしまうため、結局は一から出力し直すことになります。出力が安定しないので、実務で使えるレベルには達していませんでした。
――ArchiXとの出会いと、使ってみての感想を聞かせてください。
独立して約10年になりますが、3Dアーキデザイナーの前身からずっとメガソフトの製品を使い続けてきました。そんな長年のユーザーとして土台があったところに、営業担当の森さんから「建築に特化したAIが出た」と教えていただきました。それがArchiXだったんです。タイミングとしては、ちょうど汎用AIへの限界を感じていた頃だったので「建築特化型」という触れ込みに惹かれて、すぐに試用させていただきました。
使ってみた瞬間に「え、なにこれ!」と声が出そうになりました。実は、会社員の頃に使用していた高機能なレンダリングツールに憧れはありました。ただ、価格面で中小の事業者が導入するには厳しいという実態もありますが、ArchiXが出力するレベルは、こうした本格的なツールに比べても遜色がありません。むしろ、ただ仕上がりが美しいだけでなく、こちらの指示を反映しながら提案まで助けてくれるという点は想像以上だと思いました。
ArchiXの実力をパースで確認!
上の画像は3Dアーキデザイナーで那須さんが作成したラフ段階のパースです。この時点では、照明の細かい操作などは行っていません。
これをArchiXに読み込ませて出力すると以下のような画像がすぐに出力されます。
従来はラフ段階から最終のパースができるまでに、何回も修正し、膨大な時間がかかっていました。ものの3分程度で生成できるため、テイストも複数出力して提案できるようになりました。
デザインテイストや配色を変えたバージョンも用意することで、提案がスムーズに進みます。
那須さんは、照明の色合いの微妙な表現もパースで追及できるようになったと言います。
――それで本格的な導入を決断されたのですね。
導入しないという選択肢はありませんでしたね。やはり建築・インテリア用途に特化しているだけあって、間接照明の表現、素材の質感、照明の色温度など、私が長年苦労してきたところを上手にカバーしてくれます。AI学習の中身までは分かりませんが、建築に関するデータをしっかり学習していることが推測できました。
変えたい箇所だけを指定して「ここだけ変えてほしい」と伝えられる点も魅力です。一度の出力で完璧なものが出ないのは仕方ありません。そこで細かく手を加えながら理想的な姿に近づけられるかは、実用性に直結します。月額の負担も大きくありません(編集部注:一般的な使用量の場合、1ヶ月あたり1万円強程度)から、一度パース図が作れれば十分に元が取れます。かかる時間と効果を考えると、迷う理由はありません。
短時間、低コストで正しく伝えるメリットは大きい
――導入後、時間の使い方などに変化はありましたか。
なんといっても一番嬉しいのは、レンダリング時間が劇的に短くなったことです。3時間かかっていたパースも3分以内で出力できるため、その効果は絶大ですが、大切なのは時間が短くなった後の行動なんです。
すぐにやり直せるから、もう少しアレンジしてみたくなります。提案の打ち合わせ中に、その場でカラーや照明を変えてお客様に見せることもできるようになりました。担当者と決裁者が同席している場で、「じゃあこっちの色のほうがいいね」と、その場で方向が決まるのは、お互いにとってメリットが大きいです。それまでは、図面を持ち帰り、数日後に修正したものを再提出する流れだった業務フローが、大きく変わりました。それでもなお、以前より空き時間が生まれています。私たちのような中小の事業者にとって、担当できる案件の量が増えることは売上増にもつながるのでありがたいですね。
那須さんが操作するArchiX。実物写真のようなリアルなパース図を短時間で生成できる
設計士に、ArchiXで仕上げたパースを見せたとき、「こんなに早くできるのか」と驚かれたこともあります。専門のパース業者に依頼するのが当たり前で、できればお金も時間もかけたくないから、パースも見せたくないという本音もありました。しかしその常識が変わりつつあります。
――今後、どのように活用方法を考えていますか。
さまざまなプロンプトを使って、どのような生成画像が生まれるかを試すことが一番ではないかと思います。今も自分なりに工夫していることとして、複数の変更をまとめて指示しないように心がけています。「照明を変えて、色も変えて」と一度に伝えると、イメージしていた内容と異なる出力が出てきた際に、どこを修正すればよいか分からなくなります。やはり、1つずつ、確認しながら修正作業を繰り返すことが重要なんです。手間暇がかかるように見られますが、この方が確実ですね。
またArchiXを使って実感したことを、インテリアや設計に関わる人たちに広く伝えていきたいという気持ちが強くなっています。建築業界は、適切に伝える大切さを認識しながらも、あまり時間とコストをかけたくないという考えも根強いです。ただし正確なイメージを届けることは、受注のためだけでなく、その後の行き違いによるトラブルを防ぎ、信頼を積み重ねることにもつながります。時間やコストをかけたくないからこそ、最適なツールとして、ArchiX、そして土台となる3Dアーキデザイナーは、ますます欠かせない存在になっていくのではないでしょうか。
(取材:2026年3月)