導入事例

道路の交通安全対策提案を3DCGと動画で伝える
~第4回 JSTEシンポジウム(札幌)の発表内容から~

株式会社建設技術研究所・髙田氏

株式会社建設技術研究所
髙田 直樹 氏

株式会社建設技術研究所は、幅広い分野の建設事業において、調査・解析・計画・設計などのコンサルティングを手がけてきました。今回は、道路の交通安全対策検討業務における「交通事故再現4D ムービー&レポート」の活用方法について、第4回 JSTEシンポジウム(2022年11月開催)で発表された内容をもとにお話を伺いました。

第4回 JSTEシンポジウムについて
JSTEシンポジウムは、一般社団法人交通工学研究会が主催する「交通工学のショーケース的な位置づけのイベント」。毎年11~12月頃に全国各地で巡回開催、第4回は札幌で開催されました。

導入メリット
  • 3Dイメージと動画により、交通安全対策案のイメージを的確に伝えられるようになった
  • Web打ち合わせでも細かいすり合わせが可能になった
  • 3Dイメージを社内制作・変更できるため、時短とコスト削減が実現した

交通工学研究会のシンポジウムで3DCG・動画活用状況を発表

- 第4回JSTEシンポジウムでの発表資料を拝見しました。
「交通事故見取図メーカー」と「交通事故再現4Dムービー&レポート」を事故対策案検討のツールとしてお使いいただいているとのこと、詳しくお聞かせください。

髙田氏:

交通事故の防止対策にはいろいろな方法がありますが、私たちが担当するのは、すでに存在している道路や交差点に何らかの対策を施すというものです。
たとえば、事故が起きやすい交差点を事故が起きにくい交差点にするための対策を提案します。
業務としてのアウトプットは対策後の図面とそのための根拠や情報をまとめた資料ということになります。

その過程で対策の検討やいくつかの案の比較、さらにその内容を関係者に”伝える”ためのツールを探していたところ、「交通事故見取図メーカー」に出会いました。その後、動画が作れる「交通事故再現4Dムービー&レポート」を導入し、使わせていただいています。

先日の交通工学研究会のシンポジウムでは「『交通事故見取図メーカー』による道路環境3Dモデルの事故対策検討への活用」というタイトルで、「交通事故見取図メーカー」と「交通事故再現4Dムービー&レポート」で作った3Dモデルが事故対策の検討に有効だという話をさせていただきました。

▼JSTEシンポジウムでの髙田氏発表資料より(一部抜粋/以降も同様)

株式会社建設技術研究所様JSTEシンポジウムのプレゼン資料より

株式会社建設技術研究所様JSTEシンポジウムのプレゼン資料より

株式会社建設技術研究所様JSTEシンポジウムのプレゼン資料より

株式会社建設技術研究所様JSTEシンポジウムのプレゼン資料より

交通事故対策案の比較検討や一般利用者へのアンケート調査に活用

- ご活用いただきありがとうございます。
私たちは事故が起こった状況を再現するためにと開発した製品だったので、資料を拝見して少し驚きました。
想定外の活用方法を見出していただいてありがとうございます。
ところで、事故防止対策として具体的にどのようなことをされるのでしょうか?

髙田氏:

主に路面標示や標識、看板など道路附属物による対策検討に活用しています。
「交通事故再現4Dムービー&レポート」なら、簡単に対象箇所の道路が描けますし、周辺の歩道・建造物などを含めたシチュエーションを表現できます。
路面標示や標識が素材として収録されているので、それらをマウスで配置して、あとから位置や大きさや色も自在に変更できるので、検討案を複数作って比較することも簡単に実現できました。

株式会社建設技術研究所様JSTEシンポジウムのプレゼン資料より

路面標示を検討する際には、ドライバー目線の見え方が大切なのですが、1クリックで運転手の視点に切り替えられて、その目線で動画にすることができて、「わかりやすさ」の比較検討が行えます。

株式会社建設技術研究所様JSTEシンポジウムのプレゼン資料より

弊社ではいくつかの対策案を一般の方に見ていただいて、どれが一番わかりやすかったか、といったWebアンケートを実施することがあります。
その時に「交通事故再現4D ムービー&レポート」で作成した動画を見ていただいています。簡易的なドライビングシミュレーターのようなイメージですね。
以前は平面図での簡易的な対策イメージの共有に留まっていたのですが、3DCGや「交通事故再現4D ムービー&レポート」で作成した動画を見ていただくことで、直感的に理解していただけるようになったと感じています。

株式会社建設技術研究所様JSTEシンポジウムのプレゼン資料より

また、コロナ禍以降、弊社もWeb会議の機会が増えました。モニター越しのWeb会議は、短調で一方的な説明になりがちですが、ポイントを絞って3Dイメージと動画を見ていただくことで、正確に、そしてスムーズにイメージの共有が可能となりました。

発注者さんへも、言葉だけでは伝わりづらいことも「こんな形状が有効です」「こっちのほうが誘導しやすいです」といったことを視覚的に伝えることができ、「理解・イメージがしやすくなった」と好評です。

株式会社建設技術研究所様JSTEシンポジウムのプレゼン資料より

導入により時短とコストダウンを実現

- “交通事故を無くす”というのは、私たちにとっても目標です。
その分野で積極的にご活用いただいていてとてもうれしく思います。ありがとうございます。
最後に製品導入のきっかけと導入後の変化を教えてください。

髙田氏:

建設業界では数年前からCIM活用が推進されてきました。また、最近は社会全体でDXが話題になっています。
弊社は建設コンサルタント企業として、それらにも積極的に取り組んできましたので、事故対策案の作成にもデジタルツールの活用を進めたいと情報収集をしていました。
そんな中で、「第33回 中小企業優秀新技術・新製品賞」の記事で「交通事故見取図メーカー」を知りました。
3Dモデルを簡単に作れそうだったので、試してみたいと思ったのがきっかけです。使ってみたら、直感的な作業で交差点の平面的な見取図が作成でき、1クリックで交差点の3Dモデルが作成できました。


▼事故発生時のイメージ動画と事故対策2案(路面標示案) (株式会社建設技術研究所 提供)

【事故発生時のイメージ動画】

【事故対策2案】

その後、動画が作れる「交通事故再現4D ムービー&レポート」が発売されましたが、誰でも簡単に道路が描けて、動画まで作成できる、しかも価格も安いのでこちらも導入することにしました。
当初は、操作方法についてサポートセンターに何度も問い合わせさせていただきました。

パースや動画の制作を社外に発注する場合、資料を用意し打ち合わせをする時間、完成までの待ち時間、確認と修正依頼、納入待ちと、コストに加えて待ち時間も発生しますが、「交通事故再現4D ムービー&レポート」なら、自分たちで試行錯誤しながらパースと動画を同時に作成できます。
導入によって時間とコスト、その両方を削減することができました。

- ご評価いただきありがとうございます。
交通事故のない環境を作るために「交通事故再現4D ムービー&レポート」をご活用いただいているというお話、とてもうれしく、また身の引き締まる思いです。
引き続きサポートセンターにお問い合わせやご意見をお寄せいただき、品質アップにご協力いただけましたら幸いです。
本日は、貴重なお話をありがとうございました。