人の顔は百人いれば、百とおり。いろんな顔があります。
オフィスの空間もいろいろあっていいはず。
しかして、大概のオフィスは、ブリキ細工の四角いデスクと収納庫、布貼りのローパーティションに回転イス、壁には味気ない壁面収納庫、システム天井に床はフリーアクセスのカーペット敷き。
窓際に並べられたお偉いさん、書類の山に埋もれた電話やパソコン。
ネクタイを締めたビジネスマン、制服を着たオフィスレディ。
どのオフィスを見ても良く似てる日本のオフィスの顔。
一卵性双生児がいっぱい。
スチール製の家具。
メーカーが違っても、大した違いなし、デスクやイスなんてどれもこれも同じに見える。
他社製品を研究しつくした末の成果なのか?
入札用の同等品合戦の末に生まれた規格なのか?
社会全体で同質化しようとする国民性なのか。
おもしろくもないオフィス顔の大量生産。
でもこれらは、何にも考えずにオフィスの設計をしてきた私たちの責任なのですよ。
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