3DマイホームデザイナーPRO 導入事例

老健施設から社員食堂まで、質感の高いパースを短納期で提供

【設計事務所】
有限会社成功舎 代表取締役 高橋 宇徳氏

テーマ:大型施設、3Dパース、プレゼン、モデリング、テクニック

有限会社成功舎は高品質な建築パースを短納期・低料金で提供している空間デザイン会社です。元々は店舗設計と什器制作でスタートした同社ですが、自社用に作成したCGパースが好評で、以来パース制作業務をスタートし、現在はパースが主要業務になったとのこと。
代表の高橋さんに、高品質・短納期でパースを作成する秘訣について伺いました。

[ 有限会社成功舎のホームページ ]

有限会社成功舎 代表取締役 高橋 宇徳氏

品質が認められて大手家具メーカーや不動産ディベロッパーも顧客に


高橋さんが手掛けた保育園の外観パース

高橋さんが手掛けた保育園の外観パース

パース制作を始めた当初は、店舗デザインや水回り設備のイメージなど、内観パースがメインだった成功舎ですが、積み重ねた実績が認められて、近年では建築設計事務所からの発注が主になっています。

「設計事務所さんからのオーダーは、住宅よりも施設の外観パースが主体ですね。老人ホームとか保育園などの大規模な建物のパースを提供しています。」

大型施設も戸建て住宅と同じ要領で、間取り機能と3Dモデリング機能を組み合わせてスピーディーに作れるところがいいと高橋さん。

この品質で料金は2万円からというリーズナブルな設定に、近年では大手家具メーカーの法人営業や全国規模の不動産ディベロッパーからの発注も入り始めています。

最新のPRO8で一段と操作性がよくなり、制作スピードも高速化

「間取りを描くだけで建物を立体化できますし、住宅・建築系の素材パーツもたくさん入っているので、基本的な部分を自動的に作れるのがいいですね。細部を作りこむモデリング機能も軽快で使いやすいです。」

高橋さんのパースの見栄えを一段と高めているのが、モデリング機能の活用です。オリジナルカウンターなどの什器をモデリングしたり、建物の装飾用に形状を作成することで、既成品とは一線を画すパースになるのです。

「たとえばこのような『三日月』形のカウンターですが、これまではモデリング機能の3D多角形で作ってました。最新版のPRO8なら「押し出し多角形」で作ることでこんなふうに作成した形状の頂点を3D画面で直接編集できるので、制作スピードが一段とアップしましたね。」


企業の社員食堂の鳥瞰パースの一例

企業の社員食堂の鳥瞰パースの一例。見える所だけ作りこむのも制作効率化のテクニック。

3D多角形で作成した造作カウンター

押し出し多角形で作成した造作カウンター。3D操作画面上で直接形状を変更できるようになったので、作りやすさが増したとのこと。


企業の社員食堂の内観パースの一例

企業の社員食堂の内観パースの一例。デザインされた壁面がアクセントになっています。

オリジナル什器のほか、室内デザイン用の造作にもモデリング機能が役立ちます。 「この社員食堂は、ちょっと複雑な壁面になってますが、これは直方体で作った形状を壁面にずらりと並べたものです。ベースとなるパターンだけ作ったら、あとはコピーしてペーストしていくだけですから、一見複雑に見えても、実際の作業はスピーディーなんですよ。」

こういった組み合わせパーツの作成も、PRO8で追加された「テクスチャの連続貼り」でさらに作業が手早くできるようになったと高橋さん。

「たくさんのパーツで構成されている形状でも、テクスチャの設定が連続的にできるのがいいですね。」

大型施設に必須の照明配置も簡単に、ダウンライトで一工夫でリアルに

高品質なパースを低料金で提供するというセールスポイントが功を奏して、成功舎ではどんどんとパース制作の引き合いが増えているそうです。

「まさに『うれしい悲鳴』ですが、その分これまでよりもパース制作の効率をアップしないと追いつきません。3DマイホームデザイナーPROはバージョンアップの度に作業効率をアップできる機能がつくのがうれしいです

直近のお気に入り機能を伺うと『パーツの複数選択!』と即答されました。
「大型施設の場合、たくさんの照明器具をきれいに天井に配置する必要がありますよね。たとえば蛍光灯が1列に4個並んでいて、それが10列あって、という時も、1列目の1個を配置したら、残り3つを等間隔にコピーして、その1列分4個を複数選択して、9列分を一気に貼り付け。こんな作業がすごく早くなりましたね。」
高橋さんは、こういった整列配置させる作業が視覚的に操作できるのがいいところだ言います。

「視覚的といば、『視覚的に』リアルに見えるダウンライトを考えましたよ」
そういいながら、高橋さんは1枚のパースを見せてくれました。


リアルなダウンライト表現の一例

リアルなダウンライト表現の一例。3つ配置されたダウンライトの内側が表現されていて立体感があるように見えます。

「このダウンライトは自作したんですが、内側のヘリ、影ができて立体的に見えるでしょ。」

既存のダウンライトは全体が光って立体感がでないので、ドーム状の筒にライトをはめ込んだ自作ダウンライトを作成したのですが、このパーツを普通に天井に設置してもライト全体が天井に埋まってしまいます。

「そこでPRO8 EXの折上げ天井の機能を応用するんです。丸い小さな折上げ天井をライトを埋め込む場所に作っておいて、そこに自作ダウンライトをはめ込むと、こんなふうにリアルな表現になるんですよ」

こんな細部にまで心を配ったパースだからこそ、大手企業も納得するのだろうな、と思わせる高橋さんのミニテクニックです。


⇒「テクスチャの連続貼り」や「パーツの複数選択」など3DマイホームデザイナーPRO8の新機能はこちら

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