一級建築士に聞いた ケース別間取りプラン
一級建築士に聞いた ケース別間取りプラン

ペットと暮らすマンションのリフォームプラン

ネコと快適に暮らすための設備や内装リフォーム

子供も巣立ったので、ペットのネコと暮らすために便利で快適な間取りに変更したいと考えています。

現在の間取りは全ての居室が区切られていて、壁に囲まれているのですが、もう少しオープンな広々とした開放的な空間にしたいです。ネコが入ってこないようにキッチンは締め切りたいけど、壁で囲まれるというよりは、リビングを見渡せて、なおかつネコが入ってこられないようなキッチンが理想

また、換気ができるネコのトイレの置き場所や落ち着ける食事場所キャットウォークも備え付けたいです。基本的には掃除がしやすい材質を使用して欲しい。そのほか、ネコが日向ぼっこをできる場所も欲しいです。万が一の時のためにネコを隔離できる部屋や場所などがあれば安心です。

空いている部屋や既存のトイレの場所を変更してネコちゃんルームとトイレの設置を考えました。また、ダイニングキッチンからリビングやネコちゃんの遊び場を見渡せるように、開放的な空間を提案いたします。

家族構成

3人家族

【夫婦 50代】+【猫2匹】

土地面積

専有面積 90.50㎡

予算

建築士によるリフォームのポイント

要望をまとめるとこんな感じですね。
・広々としたLDKにしたいが、キッチンはネコが侵入できない工夫が欲しい
・ネコのトイレ(換気が必要)
・ネコの食事場所
・キャットウォークの設置
・ひなたぼっこの場所
・床は掃除がしやすい材質を希望
・ネコの隔離場所の確保

できるだけ要望が反映できるようプランを練りますね!

トイレの位置と形状を変更してネコちゃんのトイレスペースを併設しました。

お子さんが巣立った、ということなので洋室をネコちゃんの隔離部屋にできるようにしました。

また、和室をDKへ変更し、ワンルーム的な間取りとしました

そしてDKの仕切りをバーテーションにすることでねこちゃんの侵入防止とリビングが見渡せるようにしました。最大のリフォームポイントは、ネコちゃんの遊び場ですが、元キッチンスペースを遊び場へと変更し、キャットウォークやステップの設置、また床を30㎝あげて立体的にくつろげる空間としました

この床下はお掃除ロボットの収納スペースにもなります。

3Dでリフォーム前と後の内部をチェック!


360度でリフォーム後の内部を確認

360度画像ダウンロード

360度で見る事ができます。
マウスで画像をぐるぐると動かしてみてください。

360度画像は3Dデザイナーシリーズで作成しています。


ネコと快適に暮らすための設備や内装のリフォームをチェック

ウォークスルー動画は3Dデザイナーシリーズで作成しています。


マンションの設備や内装のリフォームに関する質問と回答

キッチンからリビングやネコの遊び場まで見渡せる広々とした空間は気分が上がりますね。

床材はお掃除のしやすい素材を選んでいただいたと思うのですが、どのような素材になりますか?

 

現在、各建材メーカーさんからペットの滑り、傷、おしっこ、吐き戻しに配慮したフローリング床材が販売されていますが、個人的にお勧めするのはフローリングでもない、カーペットでもないクッションフロア(サンゲツさんのペット向けフロアシリーズ)です

 

理由は以下となります。

1、フローリングより滑りにくい

2、フローリングよりクッション性が高い

3、一般的なクッションフロアより傷がつきにくい

4、フローリングより継ぎ目が少ないため埃がたまりにくい

5、カーペットよりお掃除がラクで衛生的

 

なるほど、床が滑りにくいのもポイントですね。

つなぎ目もなくお掃除がしやすそうです!

壁紙についてはどうでしょう。どのような種類のものを選んだら良いでしょか。

一番簡単でリーズナブルなのは傷がつきにくく消臭効果が期待できるペット用壁紙を選ぶことです。しかし現実的には爪を立てて引っかけば傷はつきます。

どこまで気にされるかだと思いますが、今後壁紙は張り替えたくないという事であれば壁全体パネル施工が良いと思います(例:大建工業 ハピアウォール)

仮に壁紙工事が30万円だとすると倍以上の60万円~と工事費は高くなります。

 

ベランダへの掃き出し窓にカーテンを取り付けたいのですが、カーテンにするとネコが昇ってしまって困っています。そんな場合、何か別のものや対処できる工夫などあればアドバイスをいただけますか。

縦型ブラインドがおすすめです。

一般的なカーテンより爪がひっかかる部分がほとんどないので効果は期待できると思います。しかしブランドとブラインドを繋いでいるひもの部分があるため完全に爪が引っかからないというわけではありません。逆にひもの部分にたまたま爪が引っかかった場合はブラインドがこわれる可能性もあります。

予算関係なく、カーテンを付けずに日差しや外部からの目線を遮るためにおすすめなのはブラインド入り複層ガラスです。名前の通りペアガラスのガラスとガラスの間にブラインドが入っているサッシです

 

予算も考えながらどうするか検討したいと思います。

色々アドバイスいただきありがとうございました。

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