while構文は条件式を記述し、その条件の判定がYes（または「=1」）のときには、while行以下「wend」までの処理を実行し、再びwhile行に戻って判定を行います。結果として、条件が満たされている間、同じ処理を繰り返すことになります。
条件式の判定がNo（または「≠1」）のときにはwendの次の行へジャンプし、それ以降の処理を行います。

今回のコマンドはファイルの最後かどうかの判定により繰り返しを行います。
ファイルの最後かどうかの判断式は次のようになります。

A：[EOF]が行頭にある B：[EOF]が行末にある

しかし、[EOF]は、行頭にある場合（右図A）と、文字の入った行末にある場合（右図B）があり、どちらの場合でも繰り返しを終了する必要があります。
そのため、whileの条件式で行頭に[EOF]があるかを判断し、行末の[EOF] の判定は行頭の文字による実際の処理（【】またはハードタブを挿入）の後で行いbreak文で繰り返しから抜け出すようにします。

以上の繰り返し処理と、次の行へ移動する処理を加えるとコマンドの流れ図は次のようになります。

流れ図をもとにソースを修正すると右のようになります。

ソースの修正ができたら、ソースをファイルに保存し、コンパイルしてみましょう。

コンパイルの手順は「マクロ編 #1 マクロに挑戦！」と同じです。