ホームサポートテキストエディタ MIFESシリーズTIPS > 入力・編集編 #2 まだある切り貼り機能

#2 まだある切り貼り機能
この行をもう一度
「この行の下に、もう1行同じような入力をしたい」ということがあります。
そんなときのためにMIFESには【行の2重化】【編集】-【各種の挿入・削除操作】メニューの中にあります。
【行の2重化】は、カーソル位置の行(論理行)と同じ行をすぐ下に挿入します。

カーソル行を選択してコピー&ペーストでも同じことができますが、【行の2重化】を使うと行全体を選択する必要がなく、またショートカットキーShiftキーF10キーで実行すると1操作で行をコピーできます。

また【行の2重化】はカットバッファを使いません。

行の2重化でコピーできるのは論理行頭から500バイト目を含む表示行までです。

※論理行と表示行について

「論理行」は改行から改行までのことを言い、「表示行」は画面表示上の1行をいいます。

表示行は「折り返し桁位置」によりその長さが変わりますが、「論理行」は折り返し位置によって変わることはありません。
[編集]-[各種の挿入・削除操作]メニュー画面
1文字、1語、1行をカット&ペースト
MIFESの切り貼り機能は、【編集】-【各種の挿入・削除操作】メニュー内にもあります。
これらはマウスのなかったDOS版MIFESのころからあります。

【編集】-【各種の挿入・削除操作】メニュー内の各機能をご紹介しましょう。

使いこなすポイントは、「削除する機能」と削除した文字・文字列を「挿入する機能」の組み合わせを覚えることです。下表を参考にしてください。

例の画像

削除する機能名 削除される文字列   挿入する機能名
(使用バッファ/スタック)
挿入される文字列
【1行削除】
※改行文字も
  削除します。
たくさん編集機能があります。 【削除行を逆順に挿入】
(削除行スタック)
たくさん編集機能があります。
【削除文字列挿入】
(削除文字列バッファ)
たくさん編集機能があります。
【行末まで削除】
※改行文字は
  削除しません。
編集機能があります。 編集機能があります。
【行頭から削除】 たくさん たくさん
【バックスペース】 【削除文字挿入】
(削除文字スタック)
【1語削除】 編集機能
[Delete]キー
※【1行削除】【行末まで削除】【行頭から削除】の「行」とは、表示行です。
『細かい切り貼りはこれでしかしない』というヘビーユーザーも多く、これらの機能をすべてキー操作に割り当てて、キーのみで編集が行えるようにしています。


参考までに、バッファとスタックの動作は以下のとおりです。
以下のバッファやスタックは、クリップボード、行カットバッファ、箱型カットバッファとは異なります。

削除行スタック ・行データを20行まで取り込むことができます。
・【削除行を逆順に挿入】では最後に取り込んだ行から取り出してカーソル行の上に挿入されます。
・挿入した行データはスタックからなくなってしまいます。
削除文字列バッファ 取り込んだ文字列は次の文字列を取り込むまで保持され、繰り返し挿入することができます。
削除文字スタック ・複数の文字を取り込むことができます。
(【1語削除】で取り込んだ語も複数の文字として取り込まれます。)
・【削除文字挿入】では最後に取り込んだ文字から取り出してカーソルの前に挿入されます。
・挿入した文字データはスタックからなくなってしまいます。

以下は削除文字スタックを使用する切り貼り例です。

Windowsのアプリケーションにある一般的な切り貼りとは少し動きが違う感じがするかもしれませんが、使い慣れると違和感もなくなります。

これがMIW7だ  
【バックスペース】  
これMIW7だ  
【バックスペース】  
こMIW7だ  
【バックスペース】  
MIW7だ  
【一語削除】  
だ  
[Delete]キー  
(なし)
削除完了時点での
スタックの状態
(なし)
  【削除文字挿入】
  だ
  【削除文字挿入】
  7だ
  【削除文字挿入】
  W7だ
  【削除文字挿入】
  IW7だ
  【削除文字挿入】
  MIW7だ
  【削除文字挿入】
  こMIW7だ
  【削除文字挿入】
  これMIW7だ
  【削除文字挿入】
  これがMIW7だ
スタックの状態

スタックは
先入れ後出しです。
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