金沢市立工業高等学校建築科の3年生は、2年次に実習した2世帯住宅の設計プランを使って、3Dマイホームデザイナーに入力することで3Dパースの制作を学びます。前学年で設計した図面を改めて3Dパース化することにより、平面図では気づかなかった問題点などを発見できるため、非常に学習効果の高い授業になっています。

作成したパースはさらに、付属ソフト「プレゼンボードデザイナー」を利用して、テキストやイラストなどを加えて、美しいプレゼン資料に仕上げます。こうして完成した資料を使い、毎年12月に1、2年生をクライアントに見立てて3年生は自身の作品のプレゼンを実習します。

プレゼン風景

このプレゼンは、階段教室でプロジェクタを使用して行う本格的なもので、実演する3年生はもちろん、聴講する1、2年生も自分たちが実施する時のことを考えて、真剣に取り組んでいます。

カリキュラム

2年生の実習の時間にプランニングした2世帯住宅(夫婦2人、小学生の子供2人、老夫婦)を3Dマイホームデザイナーで入力し、最後に1、2年生の前でプレゼンテーションを行う。

3時間 × 4週 = 12時間

ソフト習得時間

最初の1時間で部屋の配置、建具の配置、家具の配置、削除方法などを簡単に教えだけで生徒は自由に操作し使えるようになる。

生徒たちの声

  • 自分がプランニングした家をすぐに立体化でき、リアルに確認できてうれしい
  • 自分の設計した家がどんどん立体的になっていくのがとても楽しい
  • 家具などのパーツがたくさん収録されているところが良い

コンテストへの参加

課題研究として色々なコンペやコンクールなどに参加しており、3Dマイホームデザイナーコンテストもその一環として応募している。2年生の実習で製図したものを3D化することにより、しっかり考えてやり遂げる力を養ういい機会となっている。

また、コンテストに出すということで、プランをなんども見直す動機付けになっており、それが生徒の技術向上につながっている。生徒同士が、作品を見せ合って切磋琢磨することもプランニング力が伸びる良いきっかけとなっている。

第11回 3Dマイホームデザイナーコンテスト応募作品


※本レポート内のすべての情報は取材当時(2008年12月)のものです。