本年のグランプリを受賞したのは、17歳の高校生、寸田将成さんの「総合体育館」と「アイディア満載の賃貸住宅」。趣味は「住宅展示場めぐり」というほど、建築物が大好きな寸田さんは、中学生の時に戸建て住宅作品で本コンテストに応募し、学生部門で受賞するなど当初から実力の片鱗をうかがわせていましたが、今回は、公共建築物・集合住宅という規模も技術も一段とスケールアップした作品に挑戦し、学生という枠を超えたプランニング力が高く評価されました。
「過去に応募した作品も出色でしたが、年々大きく進歩していることを感じます。 次はプロ部門で挑戦を、と将来を期待させてくれます。」（審査委員長 宮内博実氏評）

今回のコンテストテーマは「創意自慢・工夫自慢」。そのテーマにマッチした数多くの作品が寄せられました。
特に驚かされたのは、理想のマイホーム部門優秀賞の石井智恵子さん「夢見る乙女の暖炉のある家」と、こだわりの空間部門優秀賞の寺岡智恵子さん「ちいさな美術館」。かたや、配色や柄、質感に心を配った西洋の絵本に出てくるような家、かたや、からくり館のようなギミックを組み込んだ美術館と、独創性あふれる作品ですが、いずれも現実のプランにヒントを得たり、実際に提案している建物であるとのこと。３Ｄマイホームデザイナーのキャッチフレーズである「夢をカタチに」を体現する作品となっています。
また、年々応募数が増加しているスクール部門には、昨年を越える514作品が寄せられ、新宿の高層ビル街を信号や植栽まで緻密に作りこんだ堀川真也さんの「新宿副都心」が高校生以下の部門賞を受賞するなど、レベルの向上を感じさせる結果となりました。

第11回３Ｄマイホームデザイナーコンテストは、「創意自慢・工夫自慢」をテーマに、2008年9月から2009年1月の期間で作品を応募し、過去最高の630作品が寄せられました。
グランプリに賞金50万円、部門優秀賞に各10万円、審査員特別賞に各5万円が贈られました。本コンテストの授賞式は3月14日（土）に新大阪江坂東急インにて開催され、3月16日（月）より当社ホームページにて受賞作品および授賞式の様子を公開しています。

「第11回 ３Ｄマイホームデザイナーコンテスト」公式ページ
　　（各作品の詳細および作品データ・画像のダウンロードもこちらから）

【審査委員】
宮内 博実 氏（静岡文化芸術大学 デザイン学部 メディア造形学科 教授）
深野 暁雄 氏（神奈川工科大学 客員教授／東京工業大学 フェロー）
鈴木 康之 氏（株式会社扶桑社 「新しい住まいの設計」編集長）
三輪 浩之 氏（株式会社エクスナレッジ 「建築知識」編集長）
井町 良明（メガソフト株式会社 代表取締役社長）
津田 格（メガソフト株式会社 ３Ｄマイホームデザイナープロデューサー）

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