手持ちの音楽CDの整理は、かなり面倒です。特にどのCDにどんな曲が入っているのか調べるには、CDプレイヤーにいくつものCDを入れ替えて再生するしかありません。しかし、音楽CDのデータベース「CDナビ」機能を搭載したミュージックＣＤデザイナー３なら、CDの情報をカタログ化して管理しておくことができます。

　 CDナビでは、ユーザーの手持ちの音楽CDやミュージックＣＤデザイナー３で作成した音楽CDのアルバム名、アーティスト名、曲名などの情報を登録しておき、簡単な操作で検索することができるほか、CDが手元になくても曲のイントロを試聴することができます。

　 例えば上記のように、どのCDにどんな曲が入っているのか調べるには、［CDナビ］ウィンドウ左側の［検索条件の追加］で検索条件を指定した後［検索］ボタンをクリックすると左下のCD情報リストに検索結果のCD情報が表示されます。さらに、それをクリックすると画面右下のトラック情報リストに収録されたトラック情報が表示されます。
　 なお、試聴用データを作成してあれば、それぞれの曲のイントロ（初期設定では10秒）を聴くことも可能です。

　 また、ある特定のCDの中から演奏時間の一番長い曲（一番短い曲）を探す、といった使い方もできます。この場合は、トラック情報リストの「演奏時間」と書かれた部分をクリックすると、クリックするたびに昇順・降順で収録トラックの並び替えが行われます。
　 このほか、トラック情報リストの「トラック」「曲名」「アーティスト」、CD情報リストの「CDタイトル」「アーティスト」「メモ」「試聴」でも並べ替えが可能です。

　 そのほか、手持ちの音楽CDで1990年代のベスト盤CDを作成するといった場合、発売された年月日で目的のCDをリストアップするということも行なえます。
　 これには「メモ」を使用します。CD情報を登録するときにあらかじめメモ欄に「1991年10月21日発売」といったように統一した形式で発売年月日を入力しておき、メモ検索で含まれる文字列「199」を部分一致で検索すると1990年代に発売されたCDをリストアップすることができます。
　 さらに、CDアルバムは「CD」、CDシングルは「CDS」、マキシシングルは「MCD」といったようにメモ欄に種類も入力。検索条件を、「アーティスト：（アーティスト名）」「メモ：（発売年）」「メモ：（CDの種類）」という具合に複数設定して検索を行なえば、「誰々の何年に発売されたCDシングル」がリストアップされます。 　

　 CDナビ機能の詳しい説明は、実践編第７回で紹介しています。CDを大量に所有して整理に困っている人は、ぜひミュージックＣＤデザイナー３をお使いください。

＜木村公彦＞