ユーザー成功事例


Vol.2 年間2000枚ものハイクオリティな3Dパースを量産するオフィスプランナー

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埼玉県さいたま市でオフィス提案を中心に3Dパース制作を手掛けているのは株式会社オフィス・スリー・ディーの山野晋作さん。

3DオフィスデザイナーとインテリアデザイナーNeoを連携させて、ハイクオリティーな3Dパースを年間2000枚も量産しているというそのスゴ技を伺いました。

株式会社オフィス・スリー・ディー 山野晋作 さん

大手オフィス家具メーカーで設計監理・ファシリティマネジメント業務に従事し、多数のオフィスプランニングに携わる。在職中に3Dオフィスデザイナーに出会い、3Dパース作成を手がけるようになる。オフィス設計と3Dパースの経験を活かし、オフィスプランナーとして株式会社オフィス・スリー・ディーを起業。


オフィス家具メーカー勤務の経験を活かして起業


山野さんは独立する前、オフィス家具メーカーのデザイナーとして図面の作成や設計監理に携わっていました。その当時、提案用に3Dパースを提供することになり、そのツールとして3Dオフィスデザイナーが導入されました。以来、山野さんは3Dオフィスデザイナーを駆使してオフィスプラン用のパースを作成するようになりました。

最初はレイアウトがわかる程度の簡単なものだった3Dパース提案ですが、3Dオフィスデザイナーの操作に習熟するとともによりリアルで高品質なパースを作りたくなり、3DマイホームデザイナーPROも導入。躯体は3Dオフィスデザイナーで素早く作成し、そのデータを3DマイホームデザイナーPROで美しいパースに仕上げるという流れが完成しました。山野さんの作成するパースは取引先からも大好評で、パース制作が業務の重要なポジションになってきました。 3Dパースの説得力を確信した山野さんは、パース制作とオフィスプランを提供する会社「オフィススリーディー」を起業しました。


高画質レンダリング「Optimage」を活用


オフィススリーディーが提供する3Dパースのセールスポイントは細部へのこだわり。顧客のニーズに合わせてテクスチャや小物などを丁寧にレイアウトすることで作り上げるオリジナル感あふれる3Dパースは、他社の追随を許さない緻密な仕上がりで顧客から高い信頼を得ています。そして、クライアントへの提案に一役買っているのが高画質レンダリングサービス「Optimage」です。

「Optimageの表現力はすばらしいですね。画質の仕上がりには大変満足しています。Optimageポイントは年間5000ポイントぐらい使ってますよ。」

小規模なオフィスの提案パースなら2〜3時間程度で作るという山野さん。高品質なパース画像の量産にはスピーディーなレンダリングができるOptimageが必須のツールになっています。

お客様と打ち合わせしながら3Dを使った提案ができるようになったのです。


Optimageでレンダリングしたパース1

Optimageでレンダリングしたパース1

Optimageでレンダリングしたパース2

Optimageでレンダリングしたパース2

Optimageでレンダリングしたパース3

Optimageでレンダリングしたパース3



こだわりと省略、パースづくりも選択と集中


山野さんの3Dパースは、非常に美しい仕上がりにも関わらず、短時間で制作されています。その秘密は「選択と集中」にありました。クライアントごとにオリジナリティを持たせたい部分は「テクスチャ」をうまく使ってリアリティを表現しています。

また、3DオフィスデザイナーPROをモデラーとして使うという裏技も多用しています。作成したい形状の図面を3DオフィスデザイナーPROに下絵として読み込み、図面に合わせて柱機能や床機能でモデリングし、インテリアデザイナーNeoに読み込んでテクスチャを貼って仕上げる、という独自の手法で、スピーディーにオリジナル形状を作成しているのです。


▼ 提案パースのキーとなるオリジナルインテリア素材を使いたい時は、完成予定のパースアングルにマッチした素材写真などを用意し、その素材の形のままに床作成機能で形状を作成してテクスチャを貼って利用する。

3DオフィスデザイナーPROでフロアライトを作成

3DオフィスデザイナーPROでフロアライトを作成

フロアライト完成品

フロアライト完成品


▼ カウンターテーブルも床作成機能でモデリング。3DオフィスデザイナーPROなら図面を下絵として読み込めるので、それをトレースすることで正確かつ容易にモデリングが可能。

3DオフィスデザイナーPROでカウンターを作成

3DオフィスデザイナーPROでカウンターを作成

カウンター完成品

カウンター完成品


さらにパースの仕上がりに影響するライティングも工夫されています。 たとえば、通常のレンダリングをすると暗くなりがちな天井部分を明るく仕上げる方法として天井素材を25%ほど透明度を設定したり、下がり天井の間接光の表現として、天井裏に直接光源を立てるのではなく、天井裏に光源色を塗り上部方向からの影無し光を照らした反射光で自然な間接光を表現しています。 オフィスの提案パースにさわやかな明るさを加える、山野さん独自のテクニックです。


下がり天井・役員室のパース

下がり天井・役員室のパース

下がり天井・ロビーのパース

下がり天井・ロビーのパース

ほぼ全て家具をモデリングして作成したパース

ほぼ全て家具をモデリングして作成したパース


最後に

さまざまな工夫を施すことで、山野さんの作る提案パースはリアリティとオリジナリティにあふれたものとなっています。それがクライアントへの説得力を増し、取引先からたいへん喜ばれているそうです。

スピーディーに室内空間を検討するツールであるインテリアデザイナーNeoを、本格的3DCGソフトと遜色ないレベルにまで引き上げている山野さんのテクニックには驚きました。インテリアデザイナーNeoの可能性の広がりを感じたインタビューでした。





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