河村容治のインテリアコラム 今から学ぶ、インテリアコーディネート・トレーニング 著者プロフィール

引き続き課題についての解答案(コンセプト)の中から代表的なものを紹介します。

F案 お茶漬けの店

  • 現在の問題点

    • 人の動線がない。狭い。配置が悪い。いらない商品多くある。

    売るための仕掛け

      セレクト形式 ・ご飯の量を選ぶ。(そこで販売員によそってもらう)
      ・具材の並んだブースがあるので、バイキング方式で入れたい具材を自分でチョイスして茶碗に入れる。
      ・列に沿ってレジへと進みお会計。(販売員がご飯の量や具材を見て、金額を出す)
      ・いくつか用意してあるポットから、お茶を注ぐ。(お箸やスプーンもここに置く)

    イメージスタイル

      和×クラシック
    • ホールとの境には、壁や扉は設けずオープンに。境の上部に店名の書かれた暖簾をかける。 ホールからお店を見て、左から右へ流れるように動線をつくる。レジの位置は今のまま。

    色 / 形 / 素材

    • 暖簾は、紺色の布に白字で。床は、明るめのグレー。壁は、白の黒をうまく組み合わせて。 さし色として、どこかに赤を入れられたらいいな、と。
    • イメージスタイル

G案 “T Bright Store”

  • 店のイメージ

    • 新しいコンビニやスーパーができると照明が明るくて清潔感があって立ち寄りたくなります。そこで学生が利用しやすく飽きにくいテーマパークのような活気のある店にしたいと思います。
      Tキャンパスは女性の方が多いので女の子が好むような感じで、でも男の子も入りやすくベースカラーは清潔感のある白にします。壁はカラフルなタイル張りにする。メインコンセプトは“輝き“常にきらきらしていて学校の中心になるような場所。

    目玉商品

    • 週替わりケーキ

    売るための仕掛け

    • 女の子も男の子も好きなケーキを高級ジュエリーのようにガラスのショーケースでみせる。今日はこのケーキかなと思ったら売店の人に言って出してもらう。売店のおばさんとのコミュニケーションもとれる。これを売店の真ん中に置く。
    • イメージスタイル

H案 「選ぶ」がコンセプト“CHOOSE”

  • 目玉商品

    • チュロス

    売るための仕掛け

    • ショーケースにある商品をお客さんが自由に選んで購入するタイプ。中でも目玉商品のチュロスは、焼き立てを食べることができる。焼き立てじゃなくても常に温かいケースに保温してあるので美味しく食べることができる。
      ちなみに、「チュロス」と「CHOOSE」はゴロが似ているのでお店の名前と目玉商品が覚えやすい。チュロスは季節によって期間限定の味を販売するなどをしてお客さんに飽きを感じさせないようにする。
      お客さんはトングとトレーを持って商品を取って並ぶ。そうすることによってレジで悩む時間をカットすることができる。混雑時の緩和に繋がる。

    イメージスタイル

    • (色・素材・形)和
      男女問わず来店してほしいので無難な和。売店ではパンやおにぎりやお弁当などの洋食と和食も販売したいのでなるべく商品の個性を邪魔しないような、和と洋が混合できるシンプルなイメージにしたい。色のイメージは緑・茶など。
    • イメージスタイル

I案:“シャングリラ”

  • 中華人民共和国や大韓民国や、ASEANなどの近隣諸国のトラディショナルフードの取り扱い

    目玉商品

    • 毎月、アジア各地のトラディッショナルフードの販売
       (ex.インドネシアのナシゴレン、タイのフォー、インドのカレー、中国の麻婆豆腐、刀削麺)
      エスニックな雑貨の販売

    売るための仕掛け

    • ポイントカード制を設け、ポイントに応じてラッシーなどの飲み物や、現地のお土産(飴など)がもらえる

    イメージスタイル

    • アジアン
      イメージスタイル

作品提供:吉川万里、新田玲緒菜、石田賀愛、菅野真未、古屋茉美、植木早紀、日川正恵、坂本瑞希、田村大輝



著者プロフィール

河村容治(かわむらようじ)
東京都市大学 都市生活学部教授
博士(美術)、一級建築士、日本インテリア学会理事 CAD/CGによるインテリアデザイン教育に力を注ぐ
主な著書
インテリアデザイナーNeoによる 一歩先行くインテリアプレゼンテーションテクニック」(共著・メガソフト)/「3DマイホームデザイナーPROで学ぶインテリアコーディネートトレーニングブック」(BNN)/「3Dインテリアデザイナーによるインテリアコーディネート入門」(技術評論社)など多数
ガイドブック 好評発売中

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