震災復興支援制度ミニレポート

福島県相馬市 Kさんご一家

「震災復興支援制度ミニレポート」福島県相馬市 Kさんご一家

幸せな二世帯の住宅を一瞬に奪い去った津波

福島県相馬市のK家は、高齢のご両親と娘夫婦が二世帯住宅で仲良く暮らす幸せなご一家でした。

Kさんたちの住居は防潮堤に守られた穏やかな松川浦を望む風光明媚な場所にありました。
しかし、2011年3月11日、あの地震がKさんたちを襲ったのです。

「窓から海を眺めていたら、防潮堤を超えて津波が押し寄せるのが見えたんです。それであわてて外へ飛び出して、裏山に駆け上がりました」 とKさんは当時を振り返ります。

Kさんたちは、裏山に上ることで九死に一生を得ることができましたが、家は2世帯とも津波に飲まれ、住居としての機能は完全に失われてしまったのです。

新居の窓から。防潮堤がすぐそこに見える。 元の住居のあった場所の裏は小さな山になっている。
肉体的にも精神的にも過酷な仮設住宅での暮らし

家を失ったK家は、しばらく避難所生活を続けた後、第一次仮設住宅の抽選に当選し、高齢のKさん夫婦が入居することになりました。
しかし、仮設住宅での暮らしは想像していたよりも過酷なものでした。

「6畳に小さなキッチンがついた部屋でしたが、小さなタンスなどを置くと実質5畳ほどの広さしかありません。壁に断熱などの機能がまったくないので、室内は外とほとんど変わらない寒さでした」

高齢者には肉体的にも精神的にもストレスを強いられる日々だったそうです。



娘と孫娘からおばあちゃんへのサプライズなバースデープレゼント 孫娘のM美さんがプランした間取り。

「仮設住宅での生活はおばあちゃんにはもう限界」

そう感じたKさんの娘さん夫婦は、住宅をもう一度建てることを決意しました。

小さくてもいいから、安心して両親が暮らせる家にしたいという娘さんの思いを受けてプランを考えたのは、小さいころから間取りを考えるのが好きだったという孫娘のM美さんでした。

M美さんはお父さんが見つけてきた住宅ソフト「3Dマイホームデザイナー」を使ってお父さんと相談しながら、大好きなおじいちゃんとおばあちゃんが快適に暮らせる間取りを作り上げました。

「今年の2月で母は77歳の誕生日を迎えますから、それまでに入居してもらえるように、と思ってがんばりました」

娘さんとお孫さんの思いを込めた新居は、サプライズバースデープレゼントとして無事ご両親に贈ることができました。

マイホームデザイナーの外観パース 無事竣工した新居

そしてその場所は、震災で流されてしまったもともとの家があった土地。津波の被害にあったその場所にもう一度住もうと考えた気持ちをKさんに伺いました。

「風光明媚なこの場所に戻ると私は心に決めていました。あれほどの地震はもう当分こないでしょうし、もしきたとしても、あれを経験した私たちには備えがあります」

とKさんは言います。こうして再建したKさん夫婦の小さな住宅ですが、今年中には娘さん一家の家も建てる予定だそうです。
もちろん、またM美さんとお父さんがマイホームデザイナーでプランを考えるのだとか。

「震災で多くのものを失いましたが、ないものはないですし、しょうがないですから」と明るく一歩を踏み出したKさん一家です。


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