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1989にも同じような・・・ - オオヤブ 3D クリニック院長 2013/05/15(Wed) 06:22
日本経済新聞の記事に
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「9月末まで契約の住宅、消費増税後も税率5%に」
2013/3/9 1:09

 財務省は8日、2014年4月の消費増税に関連し、注文住宅の購入や雑誌の
年間購読など契約から受け取りまでの間に消費税率が5%から8%に上がる
可能性のある商品の税率適用ルールの詳細をまとめた。13年9月末までに契約
することなどを条件に、商品の受け取りが14年4月以降の場合でも5%の税率
の適用を認める。一部の商品では9月末にかけて駆け込み契約が広がりそうだ。

 消費税は商品を受け取る時にかかるのが原則。税率は14年4月1日から
8%に上がる予定だが、住宅などの場合、契約内容に応じて14年4月以降の
引き渡しでも5%の税率を適用する。
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とあります。文中「受け取る時」とあるのは我々の業界でいう「引渡し」で、
本来は 来年 4/1 以降に「引渡し」になると、新税率の適用になるところを、
今年の 9月中に契約締結しておけば、引渡しが 4/1 以降でも旧税率を適用
するということですね。(9/30 までに契約すれば 10年後に引渡しを
 受けてもOK? なんらかのしばりはあるんでしょうね)

 1989年の消費税導入当時、私は某住宅メーカーで戸建て住宅の設計と、住宅
設計課全体の確認業務を担当していましたが、通常 12〜13件/月 の確認申請
提出件数が半年近くの間、24〜25件/月 最高値で 30件を記録しました。

 期日が迫ると、プランの打合せの途中でまだ未決定のお客さんと「規格提案型」
のプラン集からみつくろった間取りで契約書を作成し、あとから「変更」して
差額を調整するという方法(手口)が何件かありました。
 建築業界では、契約時、中間時、引渡し時、をれぞれ 1/3 の決済などと
言われていますが、こと住宅についてははるかに小額の契約時金で仕事が進め
られるのが普通で、特に消費税導入前後は極端な場合「5万、10万」といった
契約時金で契約が行われていました。お客さんの方も、まだ本気で建てるか
どうか決心が付かないままに、場合によっては「捨て金」になっても良いという
姿勢だったと記憶しています。2000万の住宅に 3% の消費税が導入されれば
60万の税額で、時あたかもバブル崩壊に向かう少し前ですから、「5万や
10万、保険金と思えば」安いもの・・・ということだったと思います。中には
複数のハウスメーカーと形だけの契約をした施主もあるという話も耳にしました。

 1898 当時とは異なり「5万 10万」でもおいそれと「捨て金」にはできない
社会情勢ですが、程度の差こそあれ同じことが繰り返されるだろうと思います。
ひょっとするとなりふり構わず「1万円で契約OK」なんていうハウスメーカ
ーも現れるかも知れません。
 住宅の請負契約において契約時金の最低額を定めた法律は記憶にありません
ので、ありうる話です。あまりに小額の契約時金は、請負側からすればリスク
要素になりますが、昨今、建設費を全額自己資金でまかなえるのはごく小数で
ほとんどは金融機関からの融資で建てるはずですから、ハウスメーカーは、
融資手続きを代行すると同時に、中間時金、引渡し時金を施主の口座を通さず、
直接メーカーが受領するようにすれば、当初のリスクはほとんど解消できる
計算だと思います。

 1989当時はお目にかかりませんでしたが、土地探しから始めている施主に
ついては、分譲地を在庫を持っているハウスメーカーなら、とりあえず抱えて
いる土地に適当なプランを乗っけて契約書を作成しておいて、ゆっくり土地
探しから始める、なんていう手法もありそうです。
もちろん、とりあえずあてがった土地で「その気」にさせてしまうのは営業の
腕しだいといったところ。
 ?? 契約書の建設予定地と、登記地番が違ったらダメかな?

 ここまでは、違法とはいえませんが、ここから先はグレーゾーンでしょう。
たとえば、今年 9月末までの契約が出来なかった物件について、引渡し日の
繰上げが考えられます。
 3/31 時点で「未完成」の物件について「引渡し書類」(施主が「建物の
引渡しを受けた」と認める書類)に前倒しで署名・捺印することで、税額の増加を
回避することも行われるでしょう。この場合「完了検査をどうするか」という
問題が残りますが・・・検査済証の必要性を感じない施主、完了検査を受けたく
ない業者の組み合わせでは頻繁に起こりそうですね。

 いずれにせよ、こういった「脱法行為」とまでは言わないまでも、グレーな
手法は、あとあとトラブルの温床になるだろうと思います。何らかの事情で
施主の側から「何とかしてくれ」と泣きつかれてそれにこたえるのなら
まだしも、業者の方から「こんな手がありますぜ」と提案するような業者は
「コンプライアンスの点で問題あり」と疑ってかかった方が利口ではない
でしょうか。

 途中から脱線してしまってごめんなさい。


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