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大倉清教 今週のひとりごと

■間合いの感覚

あなたが、他人と話をする通常の距離をたった十センチ詰めてみてください。
ある人はまごつき、どきどきするでしょう。

満員電車で肩がふれあう状態にあるとき。
広いホテルのロビーでゆったりと座っているとき。
いろいろ試してみてください。

いつもとちがった気分になることでしょう。
私たちは無意識のうちに人との関係やその状況によって距離をお互いに調節しあっているのです。
私たちが必要としている距離と異なれば不自然さを感じます。

図書館や喫茶店で順番につまってゆく席は大抵決まっている。
京都鴨川の堤防で隣りどおしになるアベックは、ほとんど等間隔な距離に座っている。
人が無意識に選ぶ距離の痕跡はあちこちに残っています。

空間の計画では、 その場の目的に応じた適切な距離を決めなければなりません。
その距離が大切な設計要素なのです。人と人との距離、間合いを設計すると 「空間」が生まれるからです。

Kepla Design Studio 大倉清教 

(8月30日)