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大倉清教 今週のひとりごと

■集団凝集性について

大きな集団では全体としても、メンバー個人としても集団活動の種類や回数は多いが、小さな集団に比べて一つ一つの集団活動への関与のしかたは消極的で、責任感や満足感も希薄であるといわれている。

オフィスの大きさが、対人関係に及ぼす影響を調べたマニングの研究ではどのような規模のオフィスでも孤立者は出るものの、小さなオフィスでは集団凝集性が高く、一方、大きなオフィスでは広範囲の対人選択がなされる反面、集団凝集性が低いことが示させているという。

一般的に大きな集団では、錯綜する多量の情報を整理し効率的に組織活動を行うために人為的な時間によって人々の行動が管理されるようになり、感情の自然な流れによる対人行動の構築は機械的に分断されてゆく。

職場に対する帰属意識はとかくセクショナリズムを生み出し、内に対して寛容で外に対して冷淡で無作法である日本的特徴が助長される。
それを解消するために組織を統廃合し巨大化してゆく。
組織の肥大化は没個性化を生み出し、表層的な人間関係で運営されることになる。

どうして私たちは地球規模の視野を持ち、人類や自然界まで含めた「地球人」としての意識が持てないのだろう?
どうして世界を舞台に活躍する「世界人」としての自覚が持てないのだろう?

Kepla Design Studio 大倉清教 

(11月16日)