3DマイホームデザイナーPRO 導入事例

実物を見ても間違うことがある家具のサイズ検討に役立っています

【家具店】株式会社カミゼン専務 齋藤進一氏

テーマ:モデリング、インテリアシミュレーション

さいたま市で3Dマイホームデザイナーを使ったユニークなサービスを行っている家具店のホームページを見つけたので、これはぜひ紹介しなければと思い立ち、お話を伺いに行きました。

その家具店の名前は「家具のカミゼン」さん。こちらでは3Dマイホームデザイナーを使って家具のレイアウトシミュレーションをしているのだとか。専務の齋藤進一さんにお聞きしました。

[家具のカミゼンのホームページ ]

家具のカミゼン 齋藤 進一氏

やってみたらはまっちゃって

家具のカミゼンは明治10年創業で130年の伝統を持つ家具店。そんな老舗と3Dマイホームデザイナーはいかにもミスマッチな感じなのですが、どういったいきさつで導入されることになったのかが興味のあるところ。

「きっかけはカリモクさんからの紹介でした。面白そうだなと思って導入してみました。最初は収録されてるパーツのサイズを変えてレイアウトを確認するだけだったのですが、モデリングをやってみたらはまっちゃって、当社の取扱い家具を自作するようになりました。」と斎藤さんはテレながら話してくれました。

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オリジナルデータとして製作した家具(机)

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オリジナルデータとして製作した家具(食器棚)



特注家具のプレゼンツールとして

カミゼンではレディメイドの家具のほかに、オーダーメイド家具も扱っているとのこと。3Dマイホームデザイナー導入前は制作図面だけでお客様と打合せしていましたが、家具も住宅と同じで、平面的な図面ではお客様にイメージが十分につたわりません。そこで特注家具のプレゼンツールとして3Dマイホームデザイナーを活用されています。

「特注家具は高価ですし思い入れも強いものになりますから、仕上がりのイメージをお客様に確実に伝えて、納得のいく家具を提供したいと考えています。その点、3Dマイホームデザイナーで3D(立体)イメージを見せることで、設計図面ではわからないニュアンスを読み取ってもらえるのがいいですね。」

先日、家を改築するお客様の特注家具として下駄箱を製作された際も、3Dマイホームデザイナーでモデリングした完成イメージでお客様に確認をしてもらったそうです。改築で不要になった押入れの扉を再利用したいというリクエストがあり、ちょうど下駄箱が欲しいという注文もいただいたので、扉を使ったオリジナル家具として下駄箱を製作したとのこと。

「お客様から、ケヤキの一枚板で良いものだと思うので、と打診をいただきました。長く住まれた家の、思い出深い扉でしょうから、3Dマイホームデザイナーで作成した完成イメージを使って入念に打合せをしました。おかげさまで完成した下駄箱には大変喜んでいただきました。」

3Dマイホームデザイナーで特注家具のプレゼンを行うようになってからは、お客様との意思疎通が確実にできるようになり、完成品に対するクレームはほとんどなくなったとのことです。


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特注で製作した下駄箱

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下駄箱を玄関に設置した状態


シミュレーションサービスで失敗のない購入を

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レイアウトシミュレーションの実例

家具のレイアウトシミュレーションサービスは、新築時などでたくさんの家具を同時に購入されるお客様に対して行われています。年に4、5件ほどだそうですが、先ごろレイアウトシミュレーションをしたお客様は偶然3Dマイホームデザイナーのユーザー様だったそうです。

「レイアウトシミュレーションの紹介をしたら、そのソフト使ってる!といわれて(笑)お客様の間取りデータをお持ちいただいて、それでレイアウトシミュレーションができました。」

レイアウトシミュレーションの場合は3Dマイホームデザイナーに収録されている家具パーツを使って、大きさと置く場所の確認をするそうですが、予想以上に役に立つことが多いようです。

「店頭で家具の実物を見て『大丈夫、これなら置ける』と言われるお客様がいらっしゃるのですが、3Dマイホームデザイナーで試してみるとサイズオーバーになってるのが分かることがよくあります。」

間取りデータを持ってこられたお客様も、大丈夫と言っていたソファが実際には大きすぎ、無理なんじゃない、と言っていたダイニングテーブルが逆にもう少し大きなものが置けることがレイアウトシミュレーションでわかったそうです。

人間の感覚はは当てになりそうで、外れるともあるということで、家具店でも3Dマイホームデザイナーは非常に有用なツールになり得ると言えそうです。


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