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作品名変形狭小地の3階建て2世帯住宅
作者名 明石の住人様 (兵庫県
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コメント

特長:
タイトルの通り、変形狭小地の3階建て2世帯住宅です。道路斜線の都合もあり結構凸凹の形になりました。各世帯は1F内部のドア1ヶ所で行き来できますが、それ以外は完全に個々の住居として機能でき、嫁・姑問題の発生を出来きる限り少なくなるように配慮して設計しました。
目的:
阪神大震災にて実家が損壊し、長期での修理費が相当かかる上に狭い平屋だったので、私たち夫婦の両親の老後の事もあり、建てました。変形狭小地で宅地としての分は悪いですが、地理的利便性・両親の心情・土地売買損益を考慮して、建替えることにしました。

エピソード(長文になってしまいました):
平屋で狭い実家を3階建てにしようという考えは、長男という事もあり、20歳ぐらいから持っており、融資の関係上、父親の定年までに実行しようと思っておりました。ぼちぼちメーカーとか廻ろうか、と思ってきた矢先に阪神大震災があり、いい加減な改築にて耐力壁が減っていた実家はおもいの外の被害を受け、いずれは建て直すかも知れないし、当時の資金の都合もあり、応急修理のみ行いました。
後には未曾有の再建ラッシュとなり、本当にすぐ再建が必要な方に優先されるべきだという思いで数年は待つことにしました(この判断にて、時期的に金利面で大きく有利になったのは意外でした)。その間、父は定年退職し、住宅着工の可能性は遠のきましたが、98年に父が突然倒れるということがあって、ぼちぼち同居を考えようという意識が高まり、99年夏に初めて住宅展示場を訪れました。この頃すでに御社M3Dには目を付けていたのですが、儚い夢に終わるのも悲しいので、まだ購入には至っておりませんでした。
震災後で3階建てということで、鉄骨系とコンクリートパネル住宅のメーカーを数社廻り、その中から予算とプランのよさそうなメーカーを選んでいきました。M3Dデータを業者とやり取りしたかったのですが、大手メーカーは専用ソフトのみ使ってる状態で、興味は示してもM3Dをメーカー側でも揃えてくれる訳ではありませんでしたし、M3Dの動作が可能なノートパソコンも無く、当方が毎度、プリントアウトしたり、ウチでの打ち合わせ時に見せることが精一杯でした。
配布自由なビュアーとかがあればメーカー側のパソコンで打ち合わせできたのですが。この件で、数社十数人にM3Dを宣伝して廻った様な感じでした。

当時1999年夏〜2000年冬は、特にひどい住宅建築不況でしたが、パソコン関係が絡むといきなり意気消沈するか、意識を別の所に向けようと必死になるかのどちらかでした。当時の明石の各メーカーでは、eメールのやりとりができないという意外な状態でしたので、一番役にたったのは携帯電話とFAXでした。
蛇足ですが、コンクリートパネル住宅の場合、工法がM3Dで作成する方法とほとんど同じなので、該当するケースの場合は、建築現場のシミュレートをしながら作成を楽しめるでしょう。

プランが出てくると、道路斜線にて勝手に想像していた半分ぐらいの体積しか得られ無いことが判って愕然とし、夢の一部が崩壊するのを感じました。なおかつ資金も相当余分に要ることが判り、早急な進展に親がついてこれなくなって一時は建築を断念するところでした。メーカー選択にあたって、予算と構造的プランの自由さで鉄骨軸組系メーカーが残る事になりました。該当は3社でしたが、その中で敷地の都合からメーターモジュールのメーカーをはずしました。廊下や階段に1mの幅を取ってしまう事と外壁や内部の構造壁が厚すぎて、実質的な部屋の部分が狭くなる事や、他の2社に比べて総額も高くなりそうでしたので。(口外は困りますが、そのメーカーの設計士の方が威圧的で、自分の考え方を客に押しつける感があり、私の性格には合わなかった事も一因ではあります。M3Dを使っている人には、家を創作したい意識が一般より強いと思いますので、メーカー側は客の性格も考慮すべきでしょう。

実はここの営業マンは若干調子よ過ぎで不安はありましたが、1番情報通で金利上昇の情報をいち早く教えてくれたので、融資申込時の金利が適用される住宅金融公庫では史上最低金利で借り入れるにギリギリ間に合い、大変助かりました。) 
10月に次男の出産があり、その間はメーカーとのやりとりは中断していましたが調査は続けていました。この頃にM3Dを購入しました。出産後しばらくしてやりとりを再開しましたが、先の2社のうち1社の対応が消極的になって自然消滅し、結果的に1社が残りました。構造が複雑になって金額が高くなったので、構造の簡素化と延べ床面積の減少にて金額を下げたかったのですが、残念でした。

普通は、メーカーとの話しが出てから、1ヶ月ぐらいで契約の是非に至るようですが、私の場合、早いところでは2週間でしたが、最も遅いところ(契約したところ)では、5ヶ月ぐらいになってしまいました。(当初は知識の吸収が最優先でしたので)当然、打ち合わせが重なることもあり、メーカーのはしごをしたこともあります。打ち合わせで一番苦労した点が、ほぼ完全分離型の2世帯住宅という点です。親世帯を1F限定かつ親が従来の部屋数や畳の大きさなどにこだわり、それを説明して最低限の間取りのメーカープランが出るまで最低2週間はかかるからです。しかも変形狭小地なので、道路斜線などの制限を含めると、まず建築出来る限界の把握も大変でした。実際、どのメーカーの設計士さんも建築制限上の問題は大変苦労されていました。およその家の形が決まってきてから、やっとM3Dの活躍になります。3階建は構造強度が一番大事ですので、耐力壁の場所の制限を大きく受けます。従って木造の場合、ド素人が介在できる余地は極めて僅かです。しかし木造に比べ、鉄骨系の場合は、構造上必要な柱が少なくなる為、その柱と耐力壁に気を付ければメーカープランを改造する事が可能になります。複雑な形状の我が家では苦労しましたが、数社のメーカーとやりとりしたために短期間で知識が急激に増え、ほとんど新入社員教育を受けたも同然となり、設計のパターン他、ツボがわかってきたことが役に立ちました。

私の家の場合、契約直前のプランを改造して構造の簡素化と床面積を少し減らして減額してもらうために数日間徹夜して改造案を練り、それがこの建物の最終形となりました。(実際には、玄関からみて左手の手前からその奥の屋根は天井下がりになっています。これも斜線制限をぎりぎりでかわすためです。)間取りの細部を詰める為に、バルサ材で 1/50模型(mit_mode.jpg参照)を人形を含めて作りました。私も妻もバーチャル慣れしてませんので、模型の方が「現実的」でした。最初は紙細工で始めましたが糊しろを含め接着時の手間を考えるとバルサを木工用ボンドで固定する方が楽ですし、2mm厚のバルサは10cmの壁に相当するので、より現実に近くなりました。

内装をM3Dで妻にやってもらいたかったのですが、時間的にもムリだったので適当にやらざるを得ず残念でした。本来はM3Dが本領を発揮できたハズだと思われます。(応募作品は謎の「異常終了」がすぐ出るので、提出分以上に手を加える事を断念しました。)入居後、「2世帯分の引っ越し」なども含め、数年分の労力を使い切った状態で私の屋内整備は手付かずで(^v^;、 友人をお招きする機会をズルズルと延ばしてしまい、平常では共稼ぎで幼児がおり、大抵、屋内はきれいではありませんので(^_^;、未だにほとんどの友人をお招きできていません。このキャンペーンの応募にもギリギリになり、40回以上の異常終了に悩まされながらも何とか応募することができました。何はともあれ、各メーカーの営業さんや設計士さんには大変お世話になり、契約に至らなかった所には申し訳なく思いました。

何せ、断るのは本当に気が引けるので大変でした。メガソフトさんに至っては、良いソフトを普通のサラリーマンが買いやすい値段で売り出してくれた事を心から感謝します。実売が1万円を越えていると、たぶん買えなかったと思います。
(まだまだ書き足りないことや書けない苦労とかありますが、ここまでで止めます。長文にて失礼しました。)

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