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お宅拝見!取材レポート
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  施主とビルダーのこだわりで理想の住まいが完成〜古材を活かした懐かしい家〜
内田邸 (埼玉・上里町)
材料調達から施工まで
施主とビルダーが協力してできた理想のわが家

外観写真
物件詳細

遠くからでもひと目でわかるほど古民家風な建物。見ているだけで何だか懐かしい気持ちにさせてくれる内田邸は、杉や松、檜など、木をふんだんに使った家。玄関ののれんをくぐると、昔風の玄関土間にまず驚き、目線を前方に向けると居間、和室まで一直線に見える開放的な空間がとても印象的です。



構造は「木造軸組工法」。構造はすべて見えていて「こんな風に組まれてるんだ」と感心するほど。壁も壁紙を使わず、すべて漆喰という素材の持ち味が活かされたこだわりいっぱいのお宅です。
そんな家を建てられた内田さんは大の古民家好き。子供のころから古材を使った家に住みたいという強い理想を持っていたそうです。
そして、施工された山憲工務店の山口さんは、TVチャンピオンの大工王選手権で準優勝にも輝いた腕前を持つ大工。
今回は、この強いこだわりをもった二人によって建てられたお宅を、取材させていただきました。

※各写真の番号は、物件詳細・間取り図に記載した撮影ポイントです。


 
ビルダー選びは本当に大切

ご主人の内田さんは、東京23区内ににお勤めなのですが、子供が小学校に上がる前に、ご主人の実家がある埼玉に戻ろうとご夫婦で決心をしたときからビルダー探しが始まります。

家を建てるならもちろん古民家…とご主人の想いは募っていくわけですが、はじめは住宅メーカー数社に相談されたそうです。でも、返ってきた答えは「古材は使うことができない」ということでした。
次に相談したのが住宅雑誌に紹介されていた建築家に相談。いざ相談すると『建築家』という敷居の高さを感じたり、コストがオーバーするということ、こちらの要望をあまり聴き入れてもらえなさそうということから断念。

ビルダー探しで行き詰ったころ、奥さまが友人から「埼玉のある地域は腕利きの大工が多いらしい」という話を聞いてこられ、早速、インターネットで検索開始。いろんなページを見ているうちに『山憲工務店』を発見。
ご主人がイメージされている家に近い事例が載っていたことから、問い合わせメールを送られたそうです。


家づくりのひとコマ
1プランニング・材料調達

奥さまが手書きで書かれた間取りを基にプランニングが開始。

さまざまな外観パターンを作成して検討

外観パターン

材木置場同時に、材料に使う古材を探しに内田さんと山口さんは群馬県のとある材木店に何度も足を運び、杉や桧などの必要な古材の調達を始めました。

2木材の切り出し

木材切り出しの様子間取りプランも確定していよいよ施工に入るわけですが、「木造軸組工法」の大変なところは、施工に入る前に木材の切り出しという緻密な作業工程があります。この工程が正確でないと家が建ちません。

3塗装作業

塗装の様子軸組が完了してようやく家の形が見えてくると、次は壁塗りと塗装作業に。

壁一枚、板一枚、すべて手作業という大変な行程ですが、ここは内田さんも参加。施主とビルダーが一丸となって完成まで作業しました。

体全体で自然を感じることができる素材の特徴が活かされた家

居間内田さんの理想はとにかく『古民家』。あわせて風通しの良い家。
間取りプランを見ると、横に長い玄関土間から居間とキッチンに入ることができ、居間と和室がひとつの空間のようになっており、風通しが非常によく冷房は必要ないそうです。

また、和室以外、すべて無垢のフローリング。そして壁は漆喰、構造柱も見える、といった素材の良さを体全体で感じることができ、家全体が癒しの空間となっています。

わが家の自慢・お気に入り

床の間

「えんじ」と呼ばれる木材を使った床の間。
床の間

縁側

家の側面全体にわたる長い縁側。窓を開けていると居間・和室・縁側がひとつの空間に。
縁側

部屋をまたぐロフト

2階にホールと2つの部屋のセンターにロフトがあり、扉を閉めて区切ることも。
ロフト

作りつけの家具たち

下駄箱や食器棚などはすべて造りつけ。室内のイメージにうまく同化しています。
作りつけ家具
取材物件詳細取材物件詳細
所在地 : 埼玉県児玉郡上里町
家族構成 : ご夫婦、お子さま2人
工法・構造 : 木造軸組工法
竣 工 : 2006年12月
用途地域 : 第一種低層住居
1階間取り図
2階間取り図
取材後記取材後記

普段、壁紙とサイディングに囲まれた家が見慣れているためか、すべてが新鮮に感じると同時に「懐かしい!」「田舎を思い出す」という気持ちになりました。
加工されたフローリングと違って、無垢のフローリングは足もとから木の温もりが伝わってくるようでした。お伺いしたのが平日ということで上の子供さんは小学校でいらっしゃいませんでしたが、下のお子さんが裸足のまま家の中から外へ自由に走り回っている元気さに驚きました。

とことん自然素材へのこだわりが強い内田さんご夫婦でしたが、子育てにも強いこだわりがありました。それは、「キッチンに対しての奥さまのこだわりは?」とお伺いしたところ、「特にありませんが、広ければいいかな。でもガスレンジだけは譲れませんでした。」と。
ご近所の主婦の方と会話の中で、「家で火を見る機会がない」「子供が幼稚園で焚き火をしたときに火を見て驚いた」というのを耳にしたそうです。「確かにオール電化やIHは安全で手間いらずで便利かもしれないけど、子供のころから火を身近に感じて、火が作り出すもの、火の怖さというものを、子供の内にしっかりと学んでほしい」という奥さまの考えからガスレンジにされたそうです。

こだわりではなく、家族全員が豊かに暮らせる家なんだと感動した取材でした。

(レポーター 奥)


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